「過去最高」と大橋会長が明言した井上尚弥の推定ファイトマネーは30億円超えで中谷潤人も5億円?
東京ドームで2日に行われるプロボクシングのW世界戦の公式会見が4月30日、東京ドームホテルで行われ、スーパーバンタム級の4団体統一王者の井上尚弥(33、大橋)と挑戦者の元3階級制覇王者、中谷潤人(28、M.T)ら出場4選手と関係者がそれぞれ心境を語った。5万5000人で埋まる当日のチケットはすでに完売。大橋秀行会長(61)は、井上兄弟と中谷のファイトマネーが「過去最高額」となることを明かした。尚弥のファイトマネーはいくらなのか。そしてなぜその巨額なファイトマネーが生み出せるのか。前人未到のビッグマッチの舞台裏に迫った。

会見会場に18台の映像カメラが並び、東京ドームホテルの宴会場で一番大きな天空の間がメディアや関係者で満杯となった。過去最大の規模だ。
井上は黒のスーツに黒のネクタイ。トランクスやシューズを含めた今回の中谷戦に向けたカラーコーディネイトは「黒とゴールド」のためそれに合わせたのだろう。
「やれることはすべてやってきた。人生をかけてここまでやってきた。戦う姿を目にやきつけて欲しいと思う」
そして中谷について聞かれ「とてもクレバーで、真面目でボクシングにひたむきに向き合っている。そういった選手には、こちらもそういう姿勢で挑まないといけない」」とリスペクトを示した。
スーパーバンタム級でこれが9戦目。コンディション調整に狂いはなくゲッソリ感はなかった
一方、隣に座った中谷はチャコールグレーのジャケットに白のTシャツ。年末にサウジアラビアで対戦したセバスチャン・ヘルナンデス(メキシコ)とのスーパーバンタム級のテストマッチに苦戦した反省から、「通常体重が安定する」まで筋量を増やした影響なのか、頬がこけていた。リミットまで「残り数百グラム」だという。
「中谷潤人のストーリーを見せつけて必ず勝利したい」
大橋会長は、今回の興行を「伝説的な1日になる」と評したが、何から何まで、日本ボクシング史上初となる規模だ。
5万5000席のチケットはすでに完売した。大橋会長によるとボクシングファン以外のライト層に先に売れて、コアなファンが逆に手に入れることができなかったという。そして大橋会長は「ファイトマネーは巨額だ。金額は言えないが2人共に過去最高額。井上拓真も過去最高額。自分の現役時代とは違う夢のある世界になっている」と明かしたのだ。
では一体2人はいくらのファイトマネーを手にするのか。
何人かの関係者の話を元に推測した金額であることを承知していただきたいが、ファイトマネーだけで井上は30億円を突破すると考えられる。推測の域は出ないが、井上の過去最高額は、昨年のサウジでのラモン・ピカソ(メキシコ)戦で25億円前後とされている。井上が初めて10億円の大台にのったのが、昨年5月のラスベガスでのラモン・カルデナス(米国)戦でそこから昨年9月のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)戦、ピカソ戦と段階的にアップしていき、今回はついに30億円の大台を超えたと見られる。
そこに「リヤドシーズン」と結んだ3年30億円のスポンサーフィーや、井上が契約している各社のナショナルブランドのスポンサーフィーなどをプラスすると手にする金額は40億円を超える可能性もある。
一方の中谷の推定ファイトマネーは5億円。これも関係者の話を総合して推測した金額だ。かなりの激しい交渉が裏舞台であったと聞くが、挑戦者として異例の金額だろう。
2022年にWBA世界ミドル級スーパー王者の村田諒太(帝拳)がIBF世界同級王者のゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)と対戦した際のファイトマネーが、当時の日本人最高の6億円だった。その中量級の王者のファイトマネーと軽量級でしかも挑戦者の中谷の金額がそう変わらないのだから凄い時代になったものだ。
またWBC世界バンタム級王者である拓真も今回の井岡戦で、その中谷の5億円を超えるファイトマネーを手にするものと見られている。

