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マイアミGPのスプリント予選でもアストンマーティンは惨敗(写真・ロイター/アフロ)
マイアミGPのスプリント予選でもアストンマーティンは惨敗(写真・ロイター/アフロ)

「他チームより遅れをとっていてその差は広がっている」マイアミGPスプリント予選でアストンマーティンが5週間の修正期間でも改善できずに惨敗「ドライバーは誰も最後尾で走りたくない」

 F1の今季第4戦、マイアミGPが1日(日本時間2日)、米フロリダ州のマイアミインターナショナルオートドロームで開幕し、スプリント予選で開幕から極度の不振にあえぐアストンマーティンのフェルナンド・アロンソ(44、スペイン)が21番手、ランス・ストロール(27、カナダ)が22番手でそろって惨敗した。中東情勢の悪化に伴って第3戦の日本GP後に中断し、5週間の時間が与えられながらも、マシン性能を含めたアストンマーティンの課題がいっこうに改善されていない状況が浮き彫りになった。

 アロンソは21番手、ストロールは最下位の22番手

 何ひとつ変わっていなかった。むしろ悪化していた。
 中東情勢の悪化に伴い、第3戦の日本GP後の4月に予定されていたバーレーン、サウジアラビアGPが中止。米フロリダ州のマイアミインターナショナルオートドロームで5週間ぶりに再開されたマイアミGPで、開幕から極度の不振が続くアストンマーティン勢の低迷ぶりがさらに際立った。
 フリー走行1回目(FP1)に続いて行われたスプリント予選。出走した22台中でアロンソは21番手、ストロールは22番手でともに1回目(SQ1)で敗退した。アロンソは20番手のキャデラックのバルテリ・ボッタス(フィンランド)に9秒485もの大差をつけられ、ストロールに至ってはノータイムだった。
 ストロールはマシンのブレーキに問題が発生し、SQ1を3周で断念してしまった。F1公式サイトで公開されたセッション後のフラッシュインタビューで「正確な原因はわからない。まだ調査中だ」とうなだれながらこう続けている。
「あと1、2周は走れると思っていたが、ブレーキにトラブルが発生したおかげで今日はほとんど周回できなかった」
 ストロールはFP1でも、トップタイムをマークしたフェラーリのシャルル・ルクレール(モナコ)に3秒649差の最下位に終わっていた。従来の60分から90分へ拡大された中で28周のラップを刻んだものの、ルクレールは同時に最多タイの41周を走り、多くの情報も得ていただけに自虐的に語るしかなかった。
「(ラップは)それほど多くはないよ。それよりも今季に入ってずっと抱えてきた問題の多くが、また顔をのぞかせてきたんだ」
 今季からホンダ製のパワーユニット(PU)を搭載しているアストンマーティンのマシンは、走行中にドライバーの身体に深刻な影響を与えるほどの振動に見舞われてきた。日本GPまでの3戦で入賞がゼロどころか完走がわずか一度。それも日本GPでの18位だったアロンソだけという惨状が続いていた。
 しかし、そのアロンソがフラッシュインタビューで意外な状況を明かした。ドライバーを悩ませてきた振動が「改善されている」とこう続けた。
「ご存じの通り、我々は日本GP以降にマシンにいくつかの修正を加えてきた。その成果もあってエンジンの振動は確かに減ったが、残念ながらマシンのパフォーマンスを向上させる部分に対してはまだ手が加えられていない。これが他チームよりもパフォーマンス面で遅れをとっている理由だと思っている」

 

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