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W杯の直前強化試合を森保ジャパンは実施しない方針(写真・ロイター/アフロ)
W杯の直前強化試合を森保ジャパンは実施しない方針(写真・ロイター/アフロ)

W杯直前にオランダが”仮想日本”ウズベキスタンと対戦決めるも森保ジャパンは異例の強化試合無し…”ぶっつけ本番”で大丈夫か?

 ジーコジャパンが臨んだ2006年ドイツ大会では、開幕直前にドイツとの国際親善試合に臨んで2-2と引き分けた。しかし開催国との一戦にピークが合った感は否めず、続くマルタ代表との国際親善試合で辛勝したチームは、大きな期待を寄せられながらも肝心の本大会で1勝も挙げられずにグループステージで敗退した。
 現在のチームの大半を占める欧州組は、今月下旬まで所属クラブでの戦いに臨んでから代表に合流する。不慮の怪我を防ぐ意味でも心身両面で十分な休養を取る必要がある。さらに第1次政権が船出した2018年9月から8年近くに渡って積み重ねてきた濃密な経験がある中で、勝ち抜いていく上で最大のカギは選手たちのコンディションにあり、開幕直前における対外試合は必要ないと判断されたのだろう。
 事前キャンプや最終調整中には、選手たちがコンディション調整に務めながら、対戦国に関する多種多様な情報を個々のニーズに合わせて得られる体制も整えられている。代表チームの4人のテクニカルスタッフにJクラブの分析担当者、さらに東京大学と筑波大学の学生スタッフが力を結集させて、合言葉として「想定外を想定内にする」を掲げて情報を収集・分析し、頭のトレーニングも行える環境を作り上げた。
 サンフレッチェ広島時代から森保監督を支え、前回カタール大会でも分析を担当した中下征樹コーチは情報戦に対して自信満々に胸を張る。
「全チームの情報はもう持っています。どこが来てもいい、という状況を作ってきた中で、アプローチは前回大会までと比べて格段に上がっています」
 前出のウズベキスタン戦に関して、KNVBは会場のアイカーン・スタジアムが収容人員約5000人と小規模で、なおかつ試合当日にニューヨークで複数のイベントが開催される状況を理由に、HP上で次のようにアナウンスしている。
「地元当局と協議の上で、観客なしの非公開で行うことが決まっている」
 これには情報漏れを遮断する目的もあるはずだ。対外試合を行わない日本も同様で、さらに森保監督は事前キャンプや最終調整も原則非公開とする意向も示している。15日のW杯に臨む代表メンバー26人の発表を前に戦いはすでに始まっている。

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