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フランスのランスでプレーしている23歳の中村敬斗が2ゴールをマークした(写真:ANP Photo/アフロ)
フランスのランスでプレーしている23歳の中村敬斗が2ゴールをマークした(写真:ANP Photo/アフロ)

「日本に体力面で太刀打ちできなかった。レベルが違った」森保ジャパンに2-4完敗のトルコ・クンツ監督が完敗を認める

 サッカーの日本代表が12日、ベルギー・ゲンクで行われた国際親善試合でトルコ代表に4-2で快勝した。4-1で大勝した9日のドイツ代表戦から、先発を10人も入れ替えて臨んだ日本は前半だけで3ゴールをゲット。一時はトルコに1点差に迫られたが、後半33分にMF伊東純也(30、スタッド・ランス)が自ら獲得したPKを決めて突き放した。トルコメディアは、シュテファン・クンツ監督(60)の辞任を求めるサポーターの声を大々的に取り上げ、敗れた指揮官は「日本に体力面で太刀打ちできなかった。レベルが違った」と完敗を認めた。

 会場ではトルコサポーターが監督の辞任を求めてブーイング

 

 トルコを代表する大衆紙『Milliyet』の記事タイトルが、9日のドイツ戦に続いて4ゴールを奪った日本が、トルコに快勝した国際親善試合の“衝撃”を表していた。
「日本代表の不愉快なリハーサル」
 ヴォルフスブルクからベルギー・ゲンクまでの移動を含めて、ドイツ戦から中2日の強行日程で行われた一戦。森保一監督(55)は左サイドバックの伊藤洋輝(24、シュツットガルト)を除いて、先発を10人も入れ替えるターンオーバーを採用した。
 左ウイングの三笘薫(26、ブライトン)もトップ下の鎌田大地(27、ラツィオ)もいない。試合を締めるために後半途中からキャプテンのMF遠藤航(30、リバプール)、DF冨安健洋(24.アーセナル)が投入された展開を同メディアはこう報じた。
「森保ジャパンの指揮官は、3日前のドイツ戦に出場した三笘や鎌田といった重要なスター選手に出場時間をまったく与えなかった。それでもわれわれの代表チームは日本に2-4と敗戦を喫し、セゲカ・アレーナを去らなければならなかった」
 トルコもホームでアルメニア代表と1-1で引き分けた、8日のユーロ2024予選から先発を9人入れ替えていた。直近の試合でベンチスタートだった選手たちにチャンスが与えられた一戦は、前半から日本のゴールラッシュが展開された。
 まずは15分。代表2戦目にして初先発を果たしたボランチ伊藤敦樹(25、浦和レッズ)が、MF堂安律(25、フライブルク)とのワンツーで敵陣の右サイドからゴール中央へ侵入。次の瞬間、ペナルティーエリアの外側から利き足とは逆の左足を迷わず振り抜き、ゴール右隅の一番上へ豪快な代表初ゴールを突き刺して先制した。
 次は28分。MF久保建英(22、レアル・ソシエダ)の強烈なシュートを、相手キーパーがたまらず弾く。こぼれ球に誰よりも早く反応した、こちらも代表3戦目にして初先発のMF中村敬斗(23、スタッド・ランス)が右足で冷静にゴール右へ流し込んだ。
 中村敬は36分にも歓喜の雄叫びをあげる。ハーフウェイライン付近で相手ボールを奪った代表初先発のDF毎熊晟矢(25、セレッソ大阪)がそのまま攻撃参加。ペナルティーエリアの右角から送られたグラウンダーのクロスを冷静にゴールへ変えた。
 堂安と久保を除けば、いずれも代表でのキャリアが浅い選手たちが次々とゴールに絡む仕事を果たした。躍動する日本を前出の『Milliyet』は「不愉快なリハーサル」と表現し、さらに3点目を奪われた以降に生じたスタジアムの変化をこう報じている。
「ベルギーで行われた試合の最中に、スタンドに駆けつけたトルコ人サポーターが『クンツ、辞任しろ』と集団で叫び始めた。こうした大合唱はトルコ国内へ向けたテレビ放送で、一部のサポーターが掲げた『Go home, Kuntz(クンツ、辞めろ)』の横断幕とともに何度も伝えられた。彼らは代表チームへの抗議を表すために大きなブーイングを浴びせ、さらにキーパーのウールジャン・チャクルがボールを受けるたびに口笛を吹いた」

 

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