なぜ平本蓮の「RIZIN.53」復帰戦は「絶対に井上(尚弥対中谷潤人の方)が面白かった。比べたら怒られる」と皇治が自虐する”塩試合”に終わったか…9.10京セラドーム相手には久保優太を指名
皇治は「井上(対)中谷と、皇治(対)平本とどっちが面白かった?」と筆者に逆質問を投げかけたきた。
5月2日に東京ドームでプロボクシングの権威と伝統のある4つの世界ベルトをかけて行われた井上尚弥(大橋)対中谷潤人(M.T)の”世紀の一戦”と、ショー的要素の強い異色のボクシングマッチを比較対象にすることすらナンセンスだったのでコメントを差し控えたが、その「THE DAY」を現地で観戦したという皇治は「絶対(面白かったのは)井上(対中谷)や。比べたら怒られるで」と自虐的に答えた。
平本は前日の公開計量で、後ろを向いた皇治の臀部あたりにケリを入れる暴挙。皇治も「あれでケツに火がついた」そうだが、蓋をあけてみれば、激闘には程遠いファイトだった。
ただKO決着できなかったが平本に「悔しさはない」という。
「試合というより公開練習。怪我なく終えて良かった」
平本には消極的な作戦をとらざるをえない事情があった。
「打ち合いに持っていってもよかったがバッティングでのカットが怖かった。鼻が折れちゃったりね。9月に向けてやってんのにぶつかりあってここで怪我をしたら元も子もない」
あくまでも本番は9月10日に朝倉未来と競演する「超RIZIN.5」。
平本はこれまでの皇治のボクシングマッチの映像を研究し、前に歩きながら、打撃戦に持ち込んでくることをチェックしていたという。
「距離を外しすぎると進める距離ができる。足を止めて後ろ足の幅でコントールしながらサウスポーかオーソドックスか、どっちでやるかをジャブで当たる角度で決めようと思っていた。サウスポーはやり辛そうな試合が多かったし、ジャブの角度を作って左を当てる角度を決めれば、はまるかなと。それがはまった。9月が本番なので、ここで打撃の全部のスキル、手の内を見せる必要はない」
平本の格闘家IQがそう結論を出させた。
「ガードを固めてプレッシャーをかけて体重差を生かして(パンチを)振っていくボクシングをやっても面白くない。、体重差があってもスピードとテクニックを見せたかった」との自負もあった。
もちろんインフルエンサーの平本は、会見に出る前にSNSの反応をチェックしていたのだろう。倒せなかったことへの厳しい批判の声に「MMAファイターなんで。今日の試合でいちゃもんをつけるなら、(試合を)見ているお前が負け。怒っている人がたくさんいるが、お前ら興味がないと言っていたのに見てんじぇねえ。9月を見て評価してくれ」と、平本節で対抗してみせた。
「朝倉未来よりも打たれ強かった」と皇治を認めたものの1年10か月ぶりのリングを「久々にショーとして出た。戻った感覚はない」と振り返った。

