「この流れが続くなら球宴前にショウヘイが候補から消える危険性が」防御率0.82でも大谷翔平のサイ・ヤング賞獲得に立ちはだかる“敵”の正体…ドジャース専門サイトが見解
ドジャースは二刀流の大谷に負担をかけないように6人ローテーション制を導入しているため、大谷はここまで8先発に留まっているが、サンチェスとスキーンズは12先発、他も11先発している。
大谷が過去に最も投げたのがエンゼルス時代の2022年の166回で、その年、防御率2.33、219奪三振、WHIP1.01の数字を残した。
だが、ドジャースは大谷の登板日程を戦略的に管理しており、オフ日の前に合わせて登板を遅らせ、打撃面の回復時間を確保する形を取っていて、同サイトは、「大谷の先発数は25試合程度になる」と予想。
「1試合6回を投げても150回。サイ・ヤング賞争いには十分ではないように思える」と指摘した。
そしてこう続けた。
「もし大谷が150〜170回を投げ全盛期のような圧倒的内容を見せれば、一気に候補入りする。しかし110〜130回程度ならおそらく歴史的レベルの成績が必要になる。なぜなら近年の受賞者たちは180回超えが当たり前だからだ。例えばサンチェスが防御率2.00で、大谷より50回多く投げた場合、大谷を推すのは難しい。大谷が本気でサイ・ヤング賞候補として扱われるには、少なくとも規定投球回(162回)に到達する必要がある。150回では足りない」
同サイトはサイ・ヤング賞の獲得ケースを5つに分類した。
2025年のポール・スキーンズ型「エース級投球回+異常な防御率」、2024年のクリス・セール型「投手三冠+大量勝利+大量奪三振」、2023年のブレイク・スネル型「圧倒型」、2022年のサンディ・アルカンタラ型「イニング消化王」、2021年のコービン・バーンズ型「1イニングごとの支配力」の5つ。
そして大谷が狙えるパターンは、スネル型とバーンズ型とした。
スネルは180回、234奪三振、MLB最高防御率で受賞した。
「スタイル的には大谷に近い。空振りを量産し一線級の球威を持つ。そして大谷は時に制球難になるスネルよりコントロールが良いため、WHIPや与四球率ではさらに優秀になる可能性がある。ただ180回も投げている」
バーンズは167回だったが、圧倒的な失点防止能力と奪三振力で受賞した。ただ、この年は新型コロナの影響による短縮シーズンの直後で、各チームは投手の酷使を避け、200回を超えた投手はわずか4人だった。同サイトは「だから、2026年にバーンズ級の成績で勝てるかは分からない」と付け加えた。
同サイトは、「防御率2.50未満、200奪三振超え、十分な投球回を記録すれば、投票者にも分かりやすいインパクトになる」とした上で、大谷の可能性をこう結論づけた。
「サイ・ヤング賞の獲得は不可能ではない。だが、かなり可能性は低い。もしサンチェスがこのまま無失点記録を伸ばし、オーレル・ハーシュハイザーの連続無失点記録を破るようなことになれば、その時点で勝負ありだ。とはいえ、50―50を“できるから”という理由だけで成し遂げた男に対して“不可能だ”と断言する気にはなれない」
大谷だから何が起きても不思議ではない。まだシーズンは3分の1を過ぎたばかりだ。

