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藤木勇我が衝撃の2回TKOデビュー(写真・山口裕朗)
藤木勇我が衝撃の2回TKOデビュー(写真・山口裕朗)

ネクストモンスター“大本命”藤木勇我が衝撃の2回TKOデビュー…井上尚弥絶賛のジャブだけでぐらつかせるも自己採点は30点「実力の半分も出せていない」…3人の日本人王者に挑戦状を叩きつける

 5月2日の東京ドーム。藤木は「THEDAY」のリングサイドにいた。実は、藤木は元4階級制覇王者の井岡一翔(志成)を迎え討ち、2度のダウンを奪って判定で圧勝したWBC世界バンタム級王者、井上拓真の“ガチスパー”の相手に指名されていた。階級は藤木が3階級上になるが真吾トレーナーが「あらゆるパターンを準備しておきたい」とスパーを組み「間違いなくいい選手」との印象を語っていた。
 直接、歴史的戦いの裏舞台にかかわっただけに東京ドーム大会はデビュー前の藤木に大きな刺激を与えた。
「全世界が憧れる舞台。アメリカならラスベガス。日本なら東京ドーム。自分もあそこに立ちたいなと見ていた」
 この日は、片岡兄弟の弟のアマ3冠“ザ・ドリーム”吐夢がデビュー戦を3ラウンドTKOで飾り、プロ2戦目となる兄のアマ6冠の“ザ・サンダー”雷斗が1ラウンドKO勝利、さらに世界ユース優勝を含むアマ7冠の坂井優太が、7ラウンドTKOでつなぎ、最後は藤木と、ネクスト井上尚弥の座を争うホープ5人衆が圧巻のKOリレーを成し遂げた。またアマ7冠の中山聖也の公開プロテスト合格もあった。
 大橋会長が壮大な構想を明かす。
「6回戦がメインでおそらくお客さんは半分くらいかなと思っていてが、それどころか最速で売り切れとなった。5月2日のドームの試合の効果もあってファンの期待のあらわれとして、これだけ入ったんじゃないか。将来、この全員が4大、5大タイトルマッチをできるようになればいい。東京ドームも可能だと思う」
 藤木も「必ず世界チャンピオンになります」と約束した。
「このまま大橋ジムの凄い選手、凄いトレーナーの方々の環境でやっていれば自分次第で絶対に世界チャンプになれる」
 リング上では、その世界戦のパスポートとなる地域タイトルへの挑戦をぶちあげた。
「スーパーフェザー級の王者はすべて日本人。盛り上がっている。3つのうちどれかを取りたい」
 現在スーパーフェザー級のOPBF東洋太平洋王者が波田大和(帝拳)、WBOアジア・パシフィック王者が大畑俊平(駿河男児)、そして日本王者が奈良井翼(RK蒲田)。3人の王者に挑戦状を叩きつけた。
 ただまだ6回戦を終えたばかりで次戦ですぐに次戦で挑戦というわけにはいかない。ネクストモンスターの“大本命”である藤木の注目の次戦は、8月にトヨタアリーナ東京で開催予定の大橋ジムの大型興行のリングが最有力。
 藤木がカッコいいセリフで決めた。
「きょうが始まりですね」
 6.10後楽園が藤木伝説の第1ページとなったのかもしれない。
(文責・本郷陽一/RONSPO、スポーツタイムズ通信社)

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