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2番手スタートだったレッドブルのフェルスタッペンも大荒れのモナコGPでまさかのリタイヤ(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)
2番手スタートだったレッドブルのフェルスタッペンも大荒れのモナコGPでまさかのリタイヤ(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)

「完全に台無しだ!一体全体どうしたんだ?」F1モナコGP…フェルスタッペンがエンジントラブルでまさかの1周リタイヤに激怒!

 F1の今季第6戦、モナコGPの決勝が7日にモンテカルロ市街地コースで行われ、前日の公式予選で2番手につけたレッドブルのマックス・フェルスタッペン(28、オランダ)のマシンがスタート直後にエンジンストールを起こし、1周でリタイアするアクシデントが起こった。今季初優勝を狙っていた元世界王者は、まさかのマシントラブルに「完全に台無しだ。おい、一体全体どうしたんだ」と無線を通じて吐き捨てた。レースはメルセデスのキミ・アントネッリ(19、イタリア)がポールトゥウィンで第2戦の中国GPから圧巻の5連勝を達成した。

 7台がリタイヤした大荒れのモナコ

 初優勝への期待はわずか5秒で潰えてしまった。
 1周3.337kmのモンテカルロ市街地コースを78周する決勝がスタートした直後。2番グリッドにつけていたフェルスタッペンだけが別世界にいた。ほとんど動けないフェルスタッペンのマシンを、後続車が次々とかわしていく。瞬く間に最後尾の22番手へ後退した直後に、フェルスタッペンが無線を介して吐き捨てた。
「完全に台無しだ。おい、一体全体どうしたんだ」
 担当レースエンジニアの相棒ジャンピエロ・ランビアーゼ氏が返す。
「待機だ。マックス」
 エンジンストールが起こったとフェルスタッペンが伝えてくる。
「エンジンが壊れてしまったんだ。どうすればいいんだ」
 ランビアーゼ氏は方針を変えてこう伝えた。
「とりあえずピットに戻ってくれ、マックス」
 何とか1周を走ったフェルスタッペンはピットインし、そのままマシンを降りた。まさかの1周リタイア。一体何が起こっていたのか。F1公式サイトが公開したフラッシュインタビューで、フェルスタッペンは次のように語っている。
「スタート前の段階で、エンジンの反応がすごくおかしかった。普通ならターゲットの回転数(RPM)に達するはずなのに、エンジンがまったくその反応を示さなかった。そしてクラッチを切った瞬間、エンジンが完全に止まってしまった。ある瞬間だけバッテリーの力で前進できたくらいだった。その後に少しだけパワーが戻った途端、今度はエンジンの音が本当に悪くなった。もし全開にしていたら、間違いなくエンジンを完全に壊していただろう。だから、ゆっくり戻ってくるように言われたんだ」
 前日の公式予選で今季最高位タイの2番グリッドを獲得。ポールポジションのアントネッリに0秒043差に肉迫した直後に、フェルスタッペンは「ようやくマシンの中で、自分自身に戻れたように感じた」と声を弾ませ、さらに「こうなると、確実にどんどん自然にドライブできるようになる」ともつけ加えていた。
 今季初優勝へ、誰よりもフェルスタッペン自身が期待を抱いていただけに喪失感が大きい。フラッシュインタビューではさらにこう語っている。
「私たちにとって素晴らしい週末だったから、少なくとも表彰台には上がりたいと期待していた。だからこそスタート直後にリタイアして、ポイントゼロで終わる結末になれば誰だって辛い。私だけでなく、チームの全員が本当に残念に思っている。何らかの結果を出せたはずだし、少なくともエキサイティングなレースにして(アントネッリに)プレッシャーをかけられればと心から願っていたからね」

 

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