「メッシ特権があるようだ。ゴールは取り消されるべき」メッシW杯最多得点更新直前の“誤審疑惑”にオーストリア指揮官、選手が「明らかなファウル」と激怒…地元公共放送記者「ひどすぎる」
また監督、選手だけでなく、地元メディアからも、メッシの1点目のゴールは取り消されるべきだとの意見が出た。
オーストリアの公共放送ORFのダニエル・クロヴィッツ記者は、ラジオ番組「Ö1モルゲンヨルナル」で、このシュラガーが倒された場面で反則が取られなかったことに「ひどすぎる!」と怒りを爆発させた。
「まずメッシの2ゴールを祝福したい。しかし、最初の得点の前に起きたことは、少々度を超えていた。主審はVARから自らの誤りを指摘されるべきだった。VARはそもそもサッカーをより公平なものにするために導入されたのだから、このゴールは取り消されるべきだった」
さらに記者は「前大会王者特権」と「メッシ特権」が存在するとまで主張した。
「正直に言わなければならない。どうやら一つ目は世界王者ボーナス、そして二つ目はメッシボーナスがあるようだ。なぜならこの審判団の中でメッシから記録的ゴールを取り上げる勇気のある者がいただろうか?だんだんと目立ってきている。すでに初戦のアルジェリア戦でも、彼は蹴りによって退場処分になるべきだった。それなのに今回もまた審判は見て見ぬふりをしたのだ」
メッシは初戦のナイジェリア戦でハットトリックを演じたが、途中、スパイクの裏を見せて相手ディフェンスのふくらはぎを踏みつけているように見えたプレーがあり、本来なら一発レッドで退場となるべき危険なプレーだったが、この時もファウルが取られただけで、イエローカードさえ出されていなかった。
ただメッシは後半のアディショナルタイムには、自らが放ったシュートのこぼれ球に詰めて難しい角度から相手GKの逆をついて文句なしの2点目を叩き込んだ。たとえ1点目が取り消されていたとしてもメッシの記録更新と、アルゼンチンの勝利に変わりはなかった。
“メッシ特権”への疑念は消えないが、前出の「ホイテスポーツ」は、ラングニック監督のこんなコメントを伝えている。
「彼が史上最高の選手であることは以前から分かっていた。そして今日彼はそれを改めて見事に証明してみせた。だからこそ彼はメッシなんだ。彼は多くのチャンスを必要とせずに試合を決めてしまう」
7本のシュートを放ち、物議はあったものの2ゴールを決めたメッシ。2試合ですでに5得点をマークしている。
メッシ自身はドイツ公共放送ARDのインタビューで「大きな勝利だった。本当に重要な勝利だったしとても難しい試合だった。でも素晴らしい試合でもあった。これで次へ進むことができる」と試合を振り返っている。
アルゼンチンのグループステージの最終戦は27日(日本時間28日)のヨルダン戦。すでに決勝T進出は決めているため、2試合連続でフル出場したメッシの出場は微妙となっている。

