W杯で大炎上の米国FWが沈黙破る!「(トランプ大統領の政治介入後の)外部の雑音で集中するのが難しかった」異例の出場停止処分猶予で非難が殺到した米国バログンが“騒動”裏側明かす
当然のように世界中から批判の声があがった。
欧州サッカー連盟(UEFA)は「FIFAは越えてはならない一線を越えた」と声明。ベルギーサッカー協会は異議を申してて、ベルギーだけでなく世界中のレジェンドやファンから「独裁者は恥を知らない」などの批判の声が殺到した。
シアトルの会場は、ホームの米国を応援するサポーターで埋まり、先発出場のバログンがピッチに姿を現すと大歓声が起きるも、やはりチーム内はバログンが「雑音」と評したバッシングの声に集中力に欠く状況になっていたのだ。
ベルギー戦は1-4の完敗。後半途中までプレーしたバログンも不発に終わった。
このバログンの「CBSモーニングス」での発言を伝えた米「エッセンシャリースポーツ」によると、「この敗戦は大きな痛手となった。解説者は、チームの消極的なパフォーマンスを厳しく非難し、サッカーを100年後退させたとまで批判した。元米国代表の象徴的存在であるアレクシ・ララスは、マウリシオ・ポチェッティーノ監督の解任を求めた。バログンのレッドカードを取り消した決定は、何度も大きく報じられることになった」という。
バログンはベルギー戦後に「この件について、私からこれ以上言えることはほとんどありません。そうしたことはさておき、今日のベルギーは私たちより優れたチームだったと思います」と多くを語らなかったが、今回、沈黙を破り、異常な心理状態にチーム全体が追い込まれていたことを明かしたのである。
だが、バログンは、足を踏んだことで、VARが介入して、一発レッドとなったボスニア・ヘルツェゴビナ戦の判定には不服を示した。
「タックルですらなかったので、完全にショックだった。私の反応は皆さんも見たと思う。でも、決定を受け入れて、チームのためにそこにいるよう努めるしかなかった。何かが意図的ではない場合、それが決してレッドカードになるべきではない。ただ不運な出来事だっただけで、必要以上に私たちにプレッシャーをかけることになったと思う」
レッドカードの判断についてはトランプ大統領の支持は嬉しかったのかもしれないが、政治介入にまで踏み込んだことは、チームにとってマイナスに働いた。
前出の米「エッセンシャリースポーツ」は「最終的には最も失望を招く形で大会を終えることになり、チームは今後4年間をかけて、ファンからの信頼と称賛を取り戻すために努力しなければならない」と総括した。

