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アルゼンチンのメンバーはイングランドに逆転勝利した後に政治的メッセージの横断幕を掲げた(写真・ロイター/アフロ)
アルゼンチンのメンバーはイングランドに逆転勝利した後に政治的メッセージの横断幕を掲げた(写真・ロイター/アフロ)

「それは禁止行為だ!」メッシらがイングランド戦後に掲げたフォークランド紛争の政治的メッセージ横断幕が物議…英メディア「傲慢だ」と非難…FIFAから処分の可能性

 ブラジルメディア「ge」によると、FIFAは、フォークランド紛争に関連するあらゆる表現を持ち込むサポーターの入場を禁止することを決定し、アトランタ・スタジアム内での挑発的なメッセージも禁止されていた。
 FIFAの規定では「スポーツ環境にふさわしくないメッセージを伝えるためのジェスチャー、言葉、物体、その他あらゆる手段の使用。特に、それが政治的、思想的、宗教的、または侮辱的な性質を持つ場合」に加盟団体が処分を受ける可能性があると定められている。処分は6段階あり「タイトル(優勝)の剥奪」も2番目に厳しい処分として明記されている。
 初回違反の場合、罰金は軽度のケースで約490万円、重大なケースでは約990万円となる。同じ種類の違反を繰り返した場合、金額は違反のたびに100%増額される。FIFAは、2014年には、スロベニアとの親善試合前に同じメッセージが書かれた横断幕を掲げたとして、アルゼンチンに約400万円の罰金を科していた。
 同メディアは「今回の行動でアルゼンチンが処分を受ける可能性がある」と報じた。
 またFIFAは「1人以上のサポーター」が「国歌斉唱中に混乱」を引き起こした場合、各協会が責任を問われる可能性についても定めていおり、アルゼンチンサポーターのチャントが、その規則に抵触する可能性も出てきた。
 前出の英「ザ・サン」は「アルゼンチンのひどい傲慢さ」ー「アルゼンチン選手がイングランドをW杯から敗退させた後、“フォークランド諸島は我々のもの”という旗で祝福し怒りが広がる」との見出しを取った記事でその行動を批判した。
 同メディアは「アルゼンチンの選手たちはイングランドに勝利した後、フォークランド諸島の領有権を主張する不快な横断幕を掲げて祝った。熱狂的なファンたちもまた、島々の主権を主張する嘆かわしい旗を振っている姿が確認された。ただフォークランド諸島の住民は圧倒的多数でこの島々が英国海外領土であり続けることを支持している」と報じた。
 また英「ガーディアン」は、アルゼンチンのMFロドリゴ・デパウルの試合前のコメントを紹介している。
「我々はマルビナスの英雄たちについて歌う。主な目的は彼らを記憶することだ。しかし、これはサッカーの試合であり、マルビナスについては、別の場所で議論されるべきだということも理解しなければならない。起きたことは悲劇だった。我々は常に亡くなった人々を記憶している。しかし、我々が望んでいるのは、この試合に勝って決勝へ進むことだ」
 同紙は、アルゼンチンの治安相アレハンドラ・モンテオリバ氏が「政治的、あるいは人種的内容であれ、あらゆる種類の挑発的なメッセージを含む物品の持ち込みは禁止されています」と発言していることを付け加えている。
 FIFAは、今回の横断幕問題の処分について同紙の取材に回答を寄せていないという。アルゼンチンとスペインの決勝は19日(日本時間20日)にニューヨークで行われる。

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