「広島ゾンビタバコ問題でドラフト拒否の可能性が」矢野雅哉&前川誠太の家宅捜索ショックが今秋のドラフトまで影響を及ぼす?!
プロ側は、プロ志望届を提出した選手に対しては誰でもドラフト指名が可能だが、内々で「指名されてもいかない」と通達されれば指名回避せざるを得ない。
近年では、特定球団に対して事前に「指名されてもいきません」と通達する例はほとんどない。
だが「育成ではいきません」あるいは「何位以下ならいきません」などの“縛り”を通達する有力選手はいるという。
松井氏は「幸い私がヤクルトの編成を担当していた時は、そういう選手は一人もいませんでした。ヤクルトの場合、むしろヤクルトというチームのカラーや雰囲気に好感を持ってくれている選手や、学校、指導者が多かったんです」とした上で、問題点をこう指摘する。
「今回の広島の問題のひとつは情報をほとんど出さないことじゃないでしょうか。1月に羽月氏が逮捕されて解雇されましたが、どんな理由、どんな付き合いで薬物に手を染めることに至ったかも法廷以外では明らかになっていません。広島の管理体制のどこに問題があったかもわかっていません。2人の選手が登録抹消されましたが、遠征先での行動の管理がどうなっていたかもわかりません。ドラフト候補選手の保護者や学校側は、寮のことや、設備も含めた練習環境、指導方針、怪我や病気をした時のフォローなどやはり球団の管理や環境を気にされていますからね」
松田元オーナー、新井貴浩監督は、ファンに対して謝罪のコメントを残しているが、なぜこういう問題が起きたかの原因については、ほとんど言及していない。その点もドラフトへ影響を及ぼすのかもしれない。
また松井氏はこうも警鐘を鳴らす。
「今回の問題は球界全体として悪い方向へ進む危険性もあります。若者の薬物問題が社会問題にもなっていますから、球界全体として、定期的な薬物検査を実施するなどの、何か対策を打ち出しておく必要があるんじゃないでしょうか」
この日、5日に甲子園で開幕する第108回全国高校野球選手権大会の3回戦までの組み合わせ抽選が行われた。今大会には1回戦で激突することになった横浜高の157キロ右腕の織田翔希、沖縄尚学のA級左腕の末吉良丞、聖隷クリストファーの150キロ左腕の髙部陸ら、多くのプロ注目のドラフト候補が登場するが、ネット裏に陣取る広島のスカウトは少し肩身の狭い思いをしなければならないのかもしれない。

