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来年1月にサウジで開催予定だったアジア杯が政情不安で延期となり森保監督から大岩監督へのバトンタッチの時期が不透明となった(写真:新華社/アフロ)
来年1月にサウジで開催予定だったアジア杯が政情不安で延期となり森保監督から大岩監督へのバトンタッチの時期が不透明となった(写真:新華社/アフロ)

日本代表監督はどうなる?来年1月のサウジ・アジア杯が延期で森保監督から大岩監督へのバトンタッチが不透明になっただけじゃない…再来年にはU-23アジア杯と重複する“第2の懸念”も

 アジアサッカー連盟(AFC)は3日、中東サウジアラビアで来年1月7日開幕予定だったアジア杯を同12月23日開幕に延期すると発表した。サウジアラビア国内の政情不安に伴う措置で、決勝を2028年1月21日に行う日程で国際サッカー連盟(FIFA)の最終的な承認を待つ。AFCはすでに2028年のロサンゼルス五輪の出場権獲得がかかるAFC・U-23アジア杯を、同年1月4日から22日に日本で開催すると正式発表していて、両代表チームを兼任する大岩剛監督(54)にとって日程が完全に重複する可能性が発生した。

 14日のブラジル戦、17日のパラグアイ戦が森保監督のラスト指揮か?

 突然の発表だった。
 開催国サウジアラビア国内の政情不安を受けて、強行開催か延期かの二者択一状態となっていたアジア杯の延期を承認したとAFCが電撃的に発表した。現在はFIFAの最終的な承認を待っていて、当初の開幕予定だった来年1月7日の約2カ月前に日程を変更した理由についてAFCはリリースの中で次のように説明している。
「地域情勢の悪化に伴う物流上の大きな問題や渡航の混乱など、現在発生している異例の状況を踏まえて、代表チームによる主要大会の日程変更を承認した」
 サウジアラビアではイエメンの親イラン武装組織フーシ派による攻撃が続いている。10月に入って首都リヤドのキング・ハーリド国際空港が立て続けに攻撃され、死者12人、負傷者309人を出す惨事が起こったばかりだった。
 現地情勢及び関係者の安全面の観点から、日本サッカー協会(JFA)はサウジアラビア第2の都市ジッダで開催されるeW杯(eスポーツのW杯)への日本代表選手派遣を見送り、10月中旬から予定されていたeW杯そのものも開催延期が決まった。日本の外務省もリヤドやジッダなどの治安レベルを「不要不急の渡航中止」の「2」から、同下旬になって「渡航中止勧告」の「3」へと引き上げていた。
 JFAの宮本恒靖会長も「選手や応援に訪れるファン・サポーターを含めたすべての関係者の安全が最優先される」と前置きした上で、次のような見解を示していた。
「報道で知る限りは安全ではないので、現時点で簡単ではないと見ている」
 開催国自体を変更するプランは、準備などの観点でなしとされていた。その中で今月中旬にタイ・バンコクで開催されるAFC理事会で決まる予定だったアジア杯の扱いが、大幅に前倒しされる形で延期となった。もちろんJFAとしても異論はなく、宮本会長もJFAを通じて次のようなコメントを発表した。
「選手、スタッフ、サポーター、メディアの安全を第一に考えたAFCのアジアカップ開催期間の変更について判断を尊重します。私たちは日本代表が大会に向けて最良の準備を行えるよう、引き続き関係各所と連携しながら対応していきます」
 同時に日本だけが抱える難問も発生した。
 AFCが承認した新たなアジア杯の日程は来年12月23日に開幕し、翌2028年1月21日に決勝を行うとされている。これが日本国内での初開催がすでに決まっていて、日程も2028年1月4日開幕、同22日決勝とAFCから発表されていたAFC・U-23アジア杯と完全に重複する形となったからだ。

 

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