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中日の土田龍空が8回に阪神の桐敷拓馬の死球を背中に受けて骨折(資料写真・黒田史夫)
中日の土田龍空が8回に阪神の桐敷拓馬の死球を背中に受けて骨折(資料写真・黒田史夫)

「死球で骨折させた投手にペナルティを与えられないのか?」土田龍空の肩甲骨骨折に中日ファン激怒…「藤川監督は当てられたらブチギレて当てたらダンマリ」の声も…相次ぐ死球渦の理由とは?

 そして相次ぐ死球骨折に対してNPBとして対策を講じるべきだとの問題提起も多く見られた。
「死球を受けて骨折の診断が出た場合、ぶつけた選手は一軍登録枠のまま2週間出場停止とかにしませんか」
「長期離脱させたピッチャーは同期間登録抹消(やり過ぎとは思うけど)とかそういうルール作ってくれへんかな」
「ルール改正して骨折させる怪我を負わせた投手にはペナルティ与えるべき。 チーム内で、同じ怪我、骨折なんて聞いたことがない。わざとじゃない。そういうリスクがあるプロスポーツだけど、これは傷害事件です」
 そもそもなぜ今季は骨折にまで至る死球が目立つのか。
 現役時代に阪神、ダイエー(現ソフトバンク)、ヤクルトで先発、抑えで活躍した評論家の池田親興氏は、こういう見解を持つ。
「決して報復なんかではないし、ワザと当てているわけではない。技術がないと言えばそれまでだが、厳しくコースを攻める中でスッポ抜けるボールというものはあるものだ。ただ昔に比べて、投手の平均スピードが増し、動くボールが増えて打者側もヘルメットのフェイスガード、エルボーガードなどのプロテクター類も充実したことで、避ける技術が追いつかなくなっているのかもしれない。死球は背中で受けるのが一番リスクが少ないとされていたものが、肩甲骨という当たりどころが悪いことも重なり、中日の2人に阪神の前川も同じ骨折を負った。プレーに支障がない程度で何か肩甲骨を守る防御材を背中に入れることが必要なのかもしれない」
 さらに池田氏はこう続けた。
「藤川監督も現役時代にマウンドに立ってきたんだから、こういうミスが起こりえることはわかっていると思う。選手を守り、ベンチの士気を考えてパフォーマンスとして怒りのポーズを見せてきたと思うが、明日は我が身という結果になった。井上監督は、よく冷静に対応したと思う。骨折という最悪の事態に中日ファンの怒りはわかるが、死球に対して過剰にフォーカスすることにも問題があると思う。ぶつけられた方は痛いが、ぶつけた方もそしてベンチも痛いのだ」
 おそらく今日27日の試合前には、阪神の藤川監督らが何らかの謝罪のアクションを起こし、試合が不穏な空気の中で進まないことへの努力を惜しまないだろう。首位の阪神と2位の巨人が1.5ゲーム差。さらに最下位の広島から3位の横浜DeNAまで1.5ゲーム差というまれにみる大混戦となったセ・リーグの戦いの盛り上がりに水を差すような事態が起こらないことを祈りたい。

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