「世界で勝つには決定力。八村塁が証明してくれている」NBA大物の29得点大暴れで敵地でのW杯アジア最終予選サウジアラビア戦に106ー78と圧勝…桶谷ヘッドはただ絶賛!
バスケットボールの男子W杯最終予選が27日(日本時間28日)に開幕し、日本代表(世界ランキング22位)が敵地ジッダでサウジアラビア代表(同65位)に106-78で大勝した。2024年のパリ五輪以来、約2年ぶりに公式戦に出場した八村塁(28、クリッパーズ)が両チームを通じて最多の29得点をマーク。前半は6本のFGと4本のFTをすべて決めて、日本を勝利に導いた圧巻のプレーに、桶谷大ヘッドコーチ(HC、48)も「世界に勝つためには決定力が大切。塁がそれを証明してくれている」と称賛した。
チームにもたらす八村効果とは?
敵地で別格の存在感を放ち続けた。
ジッダのキング・アブドゥラ・スポーツシティで行われたサウジアラビアとのW杯最終予選初戦。八村が第1クオーターの開始早々に決めた先制のジャンプショットも、2分すぎに再び八村が今度はスティールからボールを左手に持ち替えて豪快に叩き込んだダンクも、その後に魅せる大活躍への序曲だった。
日本は前半を56-40と大きくリードを奪って折り返した。そのうち八村は2本の3ポイントシュートを含めた6本のフィールドゴール(FG)と4本のフリースロー(FT)をすべて成功。約3分の1にあたる18得点を一人で決めて、後半にも11得点を積み重ねて両チームを通じて最多の29得点をマークした。
他の選手たちも連動するようにゴールを重ねた日本は、最終的には106-78で大勝発進。試合後にフラッシュインタビューに応じた桶谷HCは、2024年のパリ五輪以来、約2年ぶりに代表チームに合流した八村の名前を挙げた。
「(八村)塁が個人で点を取るところと、あとはチームとしてボールが回って点数を取るところが出たので、本当にオフェンスでは良い部分が見られたと思います」
スターティング5に名を連ねた西田優大(三河)によれば、桶谷HCは試合前のミーティングでチームに対してこんな檄を飛ばしたという。
「ファーストパンチを食らわすのは俺たちだ」
ゲームプランを鮮やかに実践した八村を、指揮官は「やはり決定力ですよね」とさらに声を弾ませて称賛した。
「世界に勝つためには決定力が大切だと思っていたので、本当に塁がそれを証明してくれていると思いますし、周りのプレーヤーもそれに続いていきたいと思います」
八村が強烈な存在感を放つほど、ボールを持てばサウジアラビアはダブルチームで守る形を取り、必然的に日本の他のプレーヤーへのマークが甘くなる。第3クオーター以降に得点を重ね、八村に次ぐ21得点をマークしたジョシュ・ホーキンソン(東京)も「八村が一緒にコートに立ったときには本当に楽になる」と声を弾ませる。
もっとも、八村にもたらされる効果はオフェンス面だけにとどまらない。サウジアラビアで最多の19得点をあげた身長208cmのモハメッド・アルスワイレムへの対応に、序盤は苦戦したホーキンソンが続ける。
「(八村との)ダブルチームにしてからたくさんターンオーバーさせて、そこから本当によくなったと思う」

