八村塁「素晴らしかった。日本でプレーできて凄く嬉しい」NBAスターが桶谷ジャパンにフィットして30得点の大暴れ…来年W杯、2028年ロス五輪での継続プレーを「もちろん」と約束!
日本はW杯最終予選でカタールとサウジアラビア、レバノン、中国、韓国各代表とともにグループFに入っている。開幕2連勝に1次予選から持ち越された成績を加えた6勝2敗はレバノンと並び、得失点差で上回って首位に立った。
国際バスケットボール連盟(FIBA)が公式HP上で設けている「W杯最終予選」の特設ページでは、群を抜く強さを誇る日本を次のように伝えている。
「日本チーム全体が決めた3ポイントシュートは計20本に達した。これは2017年にニュージーランドが香港を133-74で破った際の20本と並び、アジア予選史上で3位タイの記録となる。そしてチームに多大なる自信をもたらし、38本中で20本成功と驚異的な精度を導いたのが八村だった。彼はフィールドゴール成功率60%、3ポイントシュート8本中6本を成功させた。さらにターンオーバーゼロで3スティール、3ブロックをマークし、エフィシェンシーで『40.0』という驚異的な数字を叩き出した」
エフィシェンシー(EFF)とは選手の貢献度を評価する指標で、得点だけでなくリバウンドやアシストなどのポジティブな面と、シュートミスやターンオーバーなどのネガティブな面の両方を合わせて算出される。昨季のNBAレギュラーシーズンの1試合あたりのEFFを振り返れば、トップはナゲッツ一筋でプレーするスーパースター、ニコラ・ヨキッチ(セルビア)の「41.0」だった。
戦いの舞台が違う中で一概には比較できないが、八村がマークしたEFFの「40.0」は称賛されるべき数字と言っていい。
最終予選は中国と韓国を除いた中東3カ国とホーム&アウェイで計6試合を戦う。そこへ1次予選の成績を加えた結果で3位以内に入れば、来年8月にカタールで開催されるW杯の出場権を獲得できる。グループFには開催国カタールも名を連ねているため、カタールを除いた5カ国中で3位以内に入ることが求められる。
スケジュールでは第3戦は11月26日にレバノンと、第4戦では同29日にカタールとともに敵地で戦う。連勝すれば2試合を残して3大会連続のW杯出場が決まる可能性があるが、10月からNBAのレギュラーシーズンが開幕する関係で、八村と河村の招集は現時点では難しいと見られている。八村もこんな言葉を残している。
「こうして2戦ともいい形で勝てたので、またチームに戻ってからいろいろとあると思いますけど、そのなかで体も調整しながら、次の2試合をしっかりと勝って、W杯の切符を取ってもらいたいと思っています」
取りたいではなく「取ってもらいたい」としたのは、八村自身もW杯最終予選では今回のシリーズが最初で最後になると考えている証だろう。次に公式戦をともに戦えるのはW杯であり、カタールの地でアジア勢の最上位を勝ち取れば、2028年のロサンゼルス五輪出場権を手にできる。立て続けの圧勝で勢いをつけた日本の勝利を信じて、八村は今夏に移籍した新天地クリッパーズで中心選手になるための新たな戦いに臨む。

