「まるで暗黒時代の阪神を見ているような3連敗だ!」巨人が89年ぶりの対阪神7連敗…投打ふるわず丸佳浩の4安打も空回り
巨人が30日、甲子園での阪神戦に1-3で敗れて同一カード3連敗、対阪神戦は7連敗となり89年ぶりに屈辱となった。「5番・レフト」で起用したベテラン丸佳浩(37)が4安打と気を吐いたが、阪神先発の才木浩人(27)の前に6回無失点と抑えられ、4連投の工藤泰成(24)から1点を返すのがやっとだった。対才木には11連敗。専門家からは「まるで暗黒時代の阪神を見ているような3連敗だ」との辛辣な意見が飛んだ。阪神の優勝マジックは「21」となった。
161㎞を出した虎の“新守護神”工藤から1点返すも
せめてもの意地だったのか。
「少し疲れがあったが気持ちでいくしかないと思って投げた」
試合後そう明かしたプロ初の4連投となった虎の“新守護神”工藤に食らいついた。
「5番・レフト」で先発抜擢されていた先頭のベテラン丸がこの日4本目のヒットで出塁。泉口が四球を選び、二死となったものの代打坂本が全球160キロ以上のストレートで勝負された。フルカウントとなり、決め球の変化球にバットを止めて満塁とした。この日誕生日の浦田が3試合目にしてようやく放ったヒットが三遊間を破り1点を返すも、さらに続く満塁で佐々木は1-2からアウトハイのカットボールを見逃して三振のジャッジ。橋上監督代行はしばらくベンチを動かなかった。
1.5差で迎えた首位攻防戦で3連敗。対阪神7連敗は89年ぶりの屈辱となった。前日に自力Vが消滅してマジック「23」が点灯。この日は「21」に減った。
スポーツ報知などスポーツ各紙の報道によると橋上監督代行は、「しっかり認めなきゃいけない事実」とコメントしたという。
3連戦共にまるで同じビデオを再生したかのような展開で敗れた。
小笠原は1、2回とパーフェクトの立ち上がりを見せるも、3回に7番の高寺に左前打を許し、続く元山にファウルで3球粘られ9球を要したあげく四球を与えてしまった。才木の三塁線への絶妙のバントをジャックル。
現役時代にタイトル獲得経験のある評論家の一人は「元山に粘り負けしたのがすべて。才木のバントは捕球しても間に合わない。いっそのことファウルになるかもしれなかったので見送っても良かった。チーム全体の焦りがそうさせたのかもしれない」と解説した。
近本に先制タイムリーを浴び、一塁走者、才木の打球の判断ミスもあり、二塁でアウトにしてセンターゴロとなるも、中野の打席で大城がワンバウンドを右腕に当ててフルカウントから甲斐に負傷交代。間があき、再開の初球を中野につまりながらもセンター前へもっていかれた。2人が生還しこの回3失点。試合前に防御率1.85だった米国帰りの小笠原でさえも序盤に阪神に先に主導権を渡してしまう。
このシリーズ初戦でハワードが3回2失点、2戦目はマー君が4回途中で3失点、小笠原も5回を投げ切ることができなかった。
3試合で、1点ずつしか奪うことのできなかった打線は、ことごとくボール球を振った。1回には、ここまで使う機会のなかった機動力野球を仕掛けた。二死一塁から4番の大城の2球目に、今季8盗塁の佐々木を走らせた。投球も変化球だったがアウト。タッチが微妙で橋上監督代行がリクエストを求めたが判定は覆らなかった。
3回には二死二塁から二塁走者の中山が完全に才木のモーションを盗んで三塁に成功。橋上監督代行が思わずベンチで笑みを浮かべるも、佐々木が見送ればボールのフォークを振って三振に倒れた。4回も二死から丸、泉口が連打で反撃機を作るも、増田がまた追い込まれてボール球のフォークに手を出してスイングアウト。
及川に代わった7回にも一死一塁から代打松本のセンターへ抜けてもおかしくなかった打球を中野にダイビングで止められ、二死一塁と走者が残るも、浦田がまたボールの変化球を振らされて三振に終わった。

