「角田裕毅はスポット参戦の3戦で衝撃は与えなかった」ハジャー復帰で”今季終了”の角田に突きつけられた厳しい現実…来季F1の残されたシートは7つだが…もうアピール機会はなし
同メディアは不慣れなレッドブルのマシンで、オランダGPで7位、スペインGPでは6位入賞を果たしたローソンを高く評価。イタリアGPで8位と角田を上回り、スペインGPでも9位に入賞したレーシングブルズのルーキー、19歳のアービッド・リンドブラッド(英国)にも及第点を与えている。
契約を2030年まで延長した絶対的エース、マックス・フェルスタッペン(オランダ)を除いて、来季のレッドブル及びレーシングブルズのシートはまだ決まっていない。しかしドライバーズランキングで8位につけるハジャーと、将来を期待されるリンドブラッドとの契約延長は確実視されている。ローソンがやや微妙な立場に立たされているものの、だからと言って角田が割って入る余地もほとんどない。
角田自身も両チームのリザーブ兼テストドライバーとして待機するのは今季限りとしている。F1のレギュラーシート獲得を目指す来季にチャンスは訪れるのか。オランダのF1専門メディア『GP FANS』は「残された空席は7つ」と位置づけ、そのうちレッドブルとレーシングブルズを除く2チーム4シートの動向を伝えた。
「最大の注目は2度の世界チャンピオンに輝いたアストンマーティンのフェルナンド・アロンソが残るかどうか。チームメイトのランス・ストロールが残留へ向けた公式発表を待っている中で、アロンソは延長オファーへの回答を保留している。ハースの若手スター、オリバー・ベアマンの残留が確実視される一方で、エステバン・オコンのシートを巡る状況は依然として不透明のままだ。イタリア発の情報によれば、フェラーリ育成のラファエル・カマラのシート獲得が最も有力視されている」
角田がスポット参戦している間に、スイスの経済評論家でF1ビジネスに精通しているマーク・リマッハー氏が、自身のX(旧ツイッター)へ「ハースがオランダGP後に角田に打診した」との情報を投稿した。しかしカマラを含めて、現時点でハースが挙げている5人の候補者の中に角田は含まれていない。
一部メディアで角田が後任候補の一人として報じられた、今季から新規参入したキャデラックのバルテリ・ボッタス(フィンランド)に関しても、複数年契約を結んでいる関係で前出の『GP FANS』は来季も残留としている。
選択肢が限りなく狭まってきた状況で、ハジャーの復帰とともにアピールするチャンスを失った角田。果たして吉報は届くのだろうか。

