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球界大御所の広岡氏はメジャー挑戦を表明した織田翔希を「ドラフト指名するな」と緊急提言した(写真・スポーツ報知/アフロ)
球界大御所の広岡氏はメジャー挑戦を表明した織田翔希を「ドラフト指名するな」と緊急提言した(写真・スポーツ報知/アフロ)

「ドラフトのルール上OKでも織田翔希を強行指名すべきではない」球団大御所はメジャー挑戦表明の157㎞右腕の決断に理解と危機感…「もう1にアメリカ、2に日本だよ」

 いよいよ本日22日にプロ野球のドラフト会議が開かれる。注目はメジャー挑戦を表明した横浜高の157㎞右腕、織田翔希が指名されるか否かの問題だ。プロ志望届を提出しているため強行指名をしてもルール上問題はない。巨人OBでヤクルト、西武で監督を務め、ロッテGM時代にはドラフトの指揮も執った広岡達朗氏(94)は「ルール上OKでも強行指名すべきではないし、たとえ指名しても本人の意思変わらないだろう」と提言。織田の決断に理解を示した一方で「もう1にアメリカ、2に日本だよ。この傾向をなんとかしなくちゃいかん」と警鐘を鳴らした。

 日ハム回避もソフトバンク、横浜DeNAに可能性が

 13年ぶりに事前の1位指名の公表無しとなった異例ドラフト。各球団のドラフト戦略に影響を与えたのは15日に行われた織田のメジャー挑戦表明会見だった。
 織田は「自分の最終目標である世界一のピッチャー、世界で活躍するという目標に向けて、アメリカの地で挑戦することに決めました」と明言。12球団との面談の際にその意思も各球団に伝えており「(NPBに)本当に素晴らしい球団もありますし実際にNPBさんでプレーをしたいという思いもありました。NPB を通ったほうが、メリットが多いかもしれません。それでも世界一になってプレーしたい、という思いが一番背中を押してくれました。今後に関してはマイナーリーグもそうですけど、大学のほうも考えています」と付け加えた。
 だが、プロ志望届を提出している以上、ドラフト指名することにルール上問題はない。2012年にはドラフト4日前に花巻東高で会見を開き、メジャー挑戦を表明した現在ドジャーズの大谷翔平を日ハムが強行1位指名。当時の栗山監督が花巻を訪れ、フロントは「大谷翔平君 夢への道しるべ 〜日本スポーツにおける若年期海外進出の考察〜」と題した綿密な育成プランを提示して、粘り強く交渉を続けて大谷は12月9日に急転日ハム入りを決断した。
 今回のドラフトで織田を強行指名する球団はあるのか。
 スポーツ各紙の報道によると”動く”と見られていた日ハムは指名を回避する方針を明かした。ただ一方で可能性に含みを持たせたのはソフトバンク。織田は北九州出身だ。昨年のドラフトではメジャーを希望していたスタンフォード大の佐々木麟太郎をサプライズ指名したものの、メジャードラフトでマイアミ・マーリンズに8位(全体235位)指名された佐々木がメジャーを選択して獲得に失敗した。トラウマがあるはすだが、チーム戦力に余力があるのだろう。またクジで敗れたが佐々木を1位指名した地元の横浜DeNAも織田指名の可能性を否定も肯定もしなかった。
 だが、球界大御所の広岡氏は「たとえルール上OKでも日本の球団は強行指名すべきではないし、たとえ指名しても本人の意思は変わらないだろう」と提言した。
「中途半端な気持ちでは決断していないと思う。こうと決めたら、その道へ進むという昔の選手のような強い意思をあの子には感じる。もう今の若い子は、1にアメリカ、2に日本だよ。細かいプレーは日本が上だが、向こうでやれば伸びてくる。アメリカでも負けない体力を作れば通用する。またアメリカも積極的にそういう選手に目を付けているし条件もいい。大谷は日ハムに指名されて気持ちを変えて日本でやった。ソフトバンクはそのパターンを狙って佐々木を指名したが、結局アメリカを選ばれた。時代も変わった。もう織田の決断を尊重してやればいいんじゃないか」

 

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