え?「実は連絡があったんだ…」来季F1復帰を熱望する角田裕毅のイタリアGP直前取材での“報告”に海外メディアがざわつくも…その電話の相手は…
F1の今季第13戦となるイタリアGPが今日4日、同国北部のモンツァ・サーキットで開幕する。レッドブルのアイザック・ハジャー(21、フランス)の負傷欠場に伴ってぶっつけ本番で今季初参戦し、入賞にあと一歩届かない11位と大健闘した前戦オランダGPに続いてレーシングブルズからスポット参戦する角田裕毅(26)は開幕前日の取材対応で、来季のF1復帰への可能性を問う質問に「実は連絡があったんだ」とポロリ。唐突な発言で取り囲む海外メディアをざわつかせた。一体誰からどのような連絡を受けたのか。
イタリアGP出場打診を受けたのは「昨日」
心技体の準備は整っていた。
開幕前日に行われる恒例のメディアデー。オランダGPに続いてレーシングブルズからスポット参戦する角田のフラッシュインタビューがF1公式サイトで公開された。
その中で「チームから最終的に連絡を受けたのはいつか」と問われた角田は「昨日ですね」と即答。さらに「それじゃあ今回も、マシンに慣れるための時間があまりなかったわけですね」とする質問にこんな言葉を返している。
「念のためシミュレーターですでにこのマシンに乗っていた。そしてセッションの真っ最中、確かお昼頃になって知らされたんだ」
左手首を骨折したレッドブルのハジャーがオランダGPを欠場。代わりに姉妹チームのレーシングブルズのリアム・ローソン(ニュージーランド)が緊急昇格し、空いたレーシングブルズのシートに今季から両チームのリザーブ兼テストドライバーを務める角田が指名されたのも、今回と同じく開幕直前だった。
しかし、オランダGP直前の角田はギリシャのビーチでオフを満喫していた。対照的に今回はハジャーが引き続き欠場する場合に備えてトレーニングを積んでいた。今回は準備万端で臨むわけですね、と問われた角田はこう続けた。
「前回のオランダGPはエネルギーの配分が最も簡単なコースだったと思うけど、その点で実はこのコースが最も難しい。今の厳しいレギュレーション下では、そういった要素が本当に重要になってくる。少なくとも今回はフリー走行(FP)が3回あるし、慣れるための時間がもう少しあるので徐々に調整していって、いつも通りF1の雰囲気を含めたあらゆるものを楽しむつもりだ」
スプリントが開催されたオランダGPは、FPが一回しか設けられなかった。まさにぶっつけ本番の状況で、新レギュレーション下のレーシングブルズのマシンに初めて乗った角田はスプリント予選と公式予選で12番グリッドを獲得。決勝ではミスが響いて入賞にあと一歩届かなかったが、11位と健闘して周囲の評価を一変させた。
必然的にオランダGP後の2週間で、角田の周囲に具体的な変化が生じたのか、という点に注目が集まる。来季のF1でレギュラーシート獲得を目指す角田に、他チームから連絡はあったのか、と問われた角田はまずこう答えた。
「まだだね。僕はフリーなので、ぜひ連絡をいただきたい。そういう連絡は本当に喜ばしいものだけど、現時点ではまだない」
インタビュアーから希望するチームはあるのか、などとさらに質問が続いた中で、角田はそれらをさえぎるように「実は……」と切り出した。
「うん、連絡はあったんだ。ちょっとね。でも……」
当然のように取材陣がざわつく。どのような連絡を受けたのか。
「えーと、まあいつものような電話だ。状況とかをいろいろと把握するために、話をしただけなんだけど」
一体誰からの電話だったのか。ちょっと間を置いてから角田が明かした。

