那須川天心は井上拓真「絶対有利」の「幻想をかき乱す」ことができるのか…リベンジに”サプライズ奇襲”必要も井上尚弥が「めちゃ怖い顔」で計量見守った”最強結束”井上家は「想定内」
拓真は2024年5月の東京ドームでの石田匠(井岡)との防衛戦で1ラウンドにフラッシュダウンを喫している。その後立ち直って判定勝利するものの、天心との第1戦では1、2ラウンドでポイントを失い、今年5月の東京ドームでの元4階級制覇王者、井岡一翔(志成)との防衛戦でも2ラウンドにダウンを奪うまでは劣勢の展開だった。
25日の会見で筆者は天心に村田のブラント戦の奇襲は参考になるか?と質問した。
その場では天心は「当日のオレの本能に任せる」と、はぐらかずも、「サプライズが必要な時はくる。まともにまじめに戦っているだけじゃ良さは出ない。色を出す時が必ず来る」と、その用意があることをほのめかした。
「いかにだませるか、ごまかせるか、嫌な思いにさせるか。それを前回こちらが逆にされた。しっかりとやり返してやる。那須川天心らしさを出す。ボクシングをやろうとは思わない」
一方で中谷氏は「井上家の作戦、戦術も含めた結束力は凄いんで、もちろんそれを想定しているでしょう。井岡戦のように逆にカウンターで対応されてダウンを奪われるリスクもある」と指摘した。
実際、拓真陣営は「1ラウンドの奇襲」も想定している。
井上真吾トレーナーがこう明かす。
「向こうが相当な覚悟でくるのはわかる。それを見越して準備はしていますよ。すべて想定内。こちらもスタートからが勝負と思っています。考えられるのは、足を使ったアウトボクシング、足を止めての中間距離でのボクシング、ゴリゴリのインファイトでくるかの3つのパターンでしょう。これは、今の段階では言えませんが、ウチらはそこにもうひとつ4つ目のパターンも用意しています。どんなスタイルできてもあわてることはない。お互いに正々堂々と戦い、1ラウンドから12ラウンドまで集中して、やるべきことをやって臨めば何の不安もない」
天心にとって負ければもう後がない「崖っぷち」だが、拓真にとっても、「もう30歳。チャンピオンである以上、失うものもでかい。自分も常に崖っぷち」との危機感がある
「これが最後だ」と銘打たれた注目の再戦に果たしてどんなドラマが待ち受けているのだろうか。

