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阪神が横浜DeNAに連敗。4番の佐藤輝明が欠場、森下翔太まで途中交代の非常事態となった
阪神が横浜DeNAに連敗。4番の佐藤輝明が欠場、森下翔太まで途中交代の非常事態となった

「なぜ三冠王は試合に出ないんだ?」球界大御所が佐藤輝明が欠場し森下翔太が途中交代の非常事態で連敗した阪神に喝!「横浜DeNAもたいした野球はやっていないが…」

 広岡氏は「なぜ三冠王は試合に出ないんだ?」と疑問を呈した。
「球団も藤川も、どこをどう痛めたかを説明しないのでどんな怪我か知らんが、シーズンは優勝した後も最後まで試合に出ていたじゃないか。40本を狙っていたのかもしれないが、無理して試合に出ていたのなら、三冠王が確定した時点で休ませて、ポストシーズンの戦いに備えるべきだっただろう。佐藤は出ようとして藤川が抑えているのか、そもそも出られないのかもわからんが、無理してでも出なくちゃいかん。巨人の選手もそうだが、怪我に弱すぎる」
 また阪神だけに限らず、日本球界全体にはびこっている選手の故障に関する秘密主義にも苦言を呈した。
「アメリカの野球でこんなことをしていたら大変なことになるぞ。高いお金を出して見に来てくれているファンに対して、なぜその選手が試合に出られないのかという説明責任が球団にある」
 一方で巨人とのファーストステージから4連勝の横浜DeNAも「勢いはあるが、たいした野球はやっていない」とぶった斬った。
 広岡氏が指摘したのは5回と7回の攻撃だ。
 5回に宮崎、松尾の連打で無死一、二塁とするも成瀬のバントが投手正面となり、宮崎が三塁で憤死した。手痛いミス。続く蝦名が三遊間ヒット。もしバントが成功していれば1点を先制できていた。相川監督はさらに一死満塁で好投の尾形に代えて代打筒香を送る勝負手を打ったが三振、トップに返り、度会も投手ゴロに倒れ、流れを呼び込むことができなかった。
 さらに7回は森下の途中交代でレフトからライトに移った高寺が宮崎のライトフライを落球。無死二塁のチャンスをつかむも、松尾にバントをさせず、松尾は進塁打さえ打てずにセカンドフライに終わった。
 続く成瀬には代打を送らず見逃しの三振。蝦名の打球はライト線を襲うも、ミスをした高寺が今度は滑り込んでキャッチするスーパープレー。
 広岡氏は「得点を奪うべきところで奪えない横浜DeNAの野球は相変わらず甘い」と指摘した。
 それでも広岡氏は、今後のシリーズの行方に関しては阪神に厳しい見立てをしている。
「今年の阪神の優勝は、村上、高橋、才木の三本柱と、抑えの工藤らのブルペンを確立した投手力と共に1番から5番まで固定した打線の得点力にあった。3位のチームが勝ち上がっては日本選手権(日本シリーズ)と呼べるものにはならん。優勝した阪神が勝たねばならないし勝ってもらいたいが、中核である3、4番抜きでは難しいよ」
 重要な第3戦の先発に阪神は才木、一方の横浜DeNAはルーキーの片山を立てる。「どんな時だってこうなる(怪我による3、4番の欠場)可能性を秘めている」との覚悟を持っていたシーズンを戦ってきた藤川監督は、チームの非常事態にどんな野球で逆境を跳ね返すのだろうか。
(文責・駒沢悟/スポーツライター)

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