「大谷翔平が二刀流をやれるかどうか疑問だ。もう辞めた方がいい」球界大御所が警鐘鳴らす…本人はNLCS敗退後「全部やるつもり」と継続宣言もオフの手術可能性を完全否定せず
ドジャースの大谷翔平(32)が15日(日本時間16日)、本拠地でのブリュワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦に「1番・DH」で先発出場、2回に116打席ぶりとなる3ランを放つもチームは4-6で敗れ、4連敗でシリーズ敗退となった。試合後、大谷は来季に二刀流について「全部やるつもり」と継続を表明するも、巨人OBでヤクルト、西武で監督、ロッテ時代にGMも務めた広岡達朗氏(94)は「怪我と年齢は無関係ではない。来年も二刀流をやれるのかどうか疑問だ。もう辞めた方がいい」と警鐘を鳴らした。
地元メディアも完全二刀流の復活には懐疑的
大谷のドジャース移籍と同時に始まったワールドシリーズ3連覇の夢がまさかの4連敗で終わった。映像メディア「Bleed Los: Dodgers & MLB News Podcast」によると、試合後、ロッカー内で囲み取材に応じた大谷は、こう言葉を絞り出した。
「本当に悔しい思いというか、今はその気持ち、それだけ。第一にブリュワーズが強かった。素直に本当に素晴らしいチームだなと思う。それと自分の力のなさを改めて実感するシリーズだった」
ポストシーズンの打率1割台だった大谷は「1番・DH」で起用したデーブ・ロバーツ監督の期待に応え、2回に1点を先制し、なお二死一、二塁の場面で復活弾を放った。元同僚のダスティン・メイが低めに投じたカットボールをすくいあげて左中間スタンドへ。その瞬間、大谷はバットを放り投げて万歳。自軍ベンチへ向かって雄叫びをあげた。負けたら終わりの試合に緊張していたドジャースタジアムの空気を一気に変えた。8月18日のロッキーズ戦以来、実に116打席ぶりのアーチである。
前出の映像メディアによると、試合後、ブリュワーズのマット・マーフィー監督は、この瞬間をこう振り返っていた。
「大谷は世界最高の選手だ。ホームランを打った時ももの凄い歓声だった。私はあの瞬間に巨大な怪物を目覚めさせてしまったと思った。”まずいぞ。これは大変なことになる”と」
だが、ドジャース投手陣は、その4点のリードを守れずに逆転を許して、大谷も1点ビハインドの7回一死三塁で空振りの三振に倒れ、同点となる犠飛を打つこともできなかった。
試合後の囲み取材で、米メディアが焦点にしたのは、不振の原因になった右腕上腕二頭筋、左膝などの怪我をオフにどう治療するのかという問題と、来季二刀流を継続するのかという問題だ。
大谷はこう答えた。
「ポストシーズンでは投げられていない。最後の1か月もそう。自分の中では不甲斐ない、不満があるポイント。体のことはこれからになる。今の段階では治療も含めてどうなっていくのかまだちょっと分からない。もちろん(二刀流を)続けていく気持ちで頑張りたい。そのためにしっかりとオフを過ごしたい」
米記者に「二刀流に挑戦するんですね?」と念押しされると「もちろん全部やるつもり」と強調。来季の二刀流継続を表明した。
ただ治療に手術が必要か?との質問には「今のところちょっとわからない」と完全否定はしなかった。

