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阪神の藤川監督が巨人の森下への死球を巡り激高した(資料写真:Imagn/ロイター/アフロ)
阪神の藤川監督が巨人の森下への死球を巡り激高した(資料写真:Imagn/ロイター/アフロ)

「もう優勝は阪神。みっともないから藤川はカッカせずどっしりと構えておけばいい」巨人大物OBが首位攻防戦で3タテの虎連覇に太鼓判も森下翔太の死球への指揮官の激高抗議にはチクリ苦言

 阪神が13日、東京ドームでの巨人戦に坂本誠志郎(32)の逆転2ランで3-2で勝利して3連勝、ゲーム差を3に広げた。5回を2失点に抑えた下村海翔(24)がプロ初勝利をマーク。巨人OBでヤクルト、西武で日本一監督となった広岡達朗氏(94)は「もう優勝は阪神」と断言した。ただ1回に森下翔太(26)がぶつけられた死球を巡り、藤川球児監督(46)が激高したシーンについては「みっともないから、もっとどっしりと構えておけばい」と苦言を呈した。

 3年目の下村が念願のプロ初勝利

 ベンチでのさりげない仕草が坂本らしかった。1点を追う6回だ。一死一塁から坂本は、西舘の投じたフォークを見事に捉えた。レフトスタンドへ叩き込んだ逆転の6号2ラン。それは5回まで中山に浴びた2ランの2失点に踏ん張っていた下村へプロ初勝利をプレゼントする価値ある一発となった。
 ヒーローがベンチへ戻ると下村が帽子に手をやって坂本に「ありがとうございます」と礼を告げるも、坂本は何も言葉を発することなく、ただニヤっと笑いを返しただけだった。
 1点をリードした藤川監督は6回、7回と木下を回跨ぎさせた。木下は打者7人をノーヒット。ダルベック、大城、キャベッジを三者連続三振に仕留めた。
 8回は岩崎。そして9回はドリスではなく新守護神の工藤に任せた。工藤は160キロを連発させて大城、キャベッジ、石塚を三人でピシャリ。最後は石塚を外角への156キロのストレートで微動だにさせなかった。
 ゲーム差ゼロで迎えた首位攻防戦に3連勝。伝統のTG戦をあと5試合残して勝ち越しを決めた。
 入団3年目にしてプロ初勝利をつかんだドラフト1位の下村は、ヒーローインタビューで応援にかけつけた両親へのメッセージを問われて涙がこぼれ落ちた。
「入団してから心配ばかりをかけてたんですけど、家に帰ったときとか全然野球の話もせず見守ってくれていた。たぶん僕よりも心配してたと思うんです。時間はかかってしまったんですけどなんとか今日勝ててよかったです」
 藤川監督は、テレビの代表インタビューで佐藤の3試合連続の27号、坂本の逆転2ランの2発で勝ったゲームのポイントを聞かれ「すべてがポイントになります、こういうゲームでは。最後まで分からないですから。選手たちが躍動してくれてよかった」と答え、首位攻防戦をスイープで終えたことをこう総括した。
「自分たちのチームを壊さないように、新たに作り上げていく中では、いい形かなと思います」
 巨人OBで、辛口評論でも知られる広岡氏は「もう優勝は阪神だ」と、ペナントレースの戦いを40試合残した段階でこう断言した。
「盤石の勝ち方をしている。近本が怪我でいない間はどうかな?と感じたこともあったが、彼が帰ってきて1番から5番の打順がしっかりと固定された今、どこの球団も阪神にはかなわない。森下、佐藤は手がつけられないし、チャンスで、からっときし打てないダルベック、キャベッジを中心に据えている巨人とは大違いだ」
 この3連戦で佐藤は4本塁打、6打点、森下は3本塁打、3打点の打率5割と大暴れした。対する巨人の4番ダルベックは、この日、4回無死二塁で見逃しの三振、8回一死一、二塁で三塁への併殺打。1軍昇格してきたばかりのキャベッジは7番で起用されて3打席連続三振を含む4-0。配球の読みを学ぶために2軍へ落とされたが、相変わらずボール球ばかりを振っていた。
 ただ広岡氏は、藤川監督が激怒したシーンに苦言を呈した。

 

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