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山本由伸がメッツ戦で今季ノーヒットノーラン達成の期待を抱かせる好投を見せる(資料写真・AP/アフロ)
山本由伸がメッツ戦で今季ノーヒットノーラン達成の期待を抱かせる好投を見せる(資料写真・AP/アフロ)

「ノーヒッターに必要な要素を全部持っている。十分あり得る」山本由伸のノーヒットノーラン達成をロバーツ監督が予告…メッツ戦で先頭打者アーチ後に“20人完全投球”に大記録の期待論が浮上

 ドジャースの山本由伸(27)が14日(日本時間15日)、本拠地でのメッツ戦に今季4度目の先発マウンドに上がり、先頭打者アーチを浴びるもそこから20人連続アウトを取り、8回二死まで1失点に抑える好投を見せ、勝ち星こそつかなかったが勝利に貢献した。米メディアの間ではノーヒットノーランへの期待論が急浮上。デーブ・ロバーツ監督(53)は「ノーヒッターに必要な要素をすべて持っている」と予告した。

 メジャーでは2024年8月のブレイク・スネル以来ノーヒットノーランはなし

もしあの先頭打者アーチがなければ大記録が達成されていたのかもしれない。山本は、立ち上がりに1番のフランシスコ・リンドーアにカウント2-0から3球目にど真ん中に投じた153.3キロのストレートをライトスタンドへ運ばれた。ファン・ソトらを欠き、打線不振のメッツに21イニングぶりの得点を許した。
 だが、ここからが凄かった。
 コントロール、ストレート、スプリットのキレ…すべてが最上級だった。続くルイス・ロベルトから7回二死まで打者20人をなんとパーフェクト。2回から3回にかけては、ブレット・ベイティ、マーク・ビエントス、マーカス・セミエンをスプリット、スライダー、スプリットを決め球に三者連続三振。リンドーアも2打席目はカットボールで空振りの三振に仕留めた。
 7回二死からメッツに新加入のボー・ビシェットにレフト線への二塁打を許し、続くフランシスコ・アルバレスに四球を与えるもベイティをスプリットでスイングアウト。
 1-1の均衡を守った。
 まだ球数が100球に達していなかった山本は8回もマウンドに上がり二死をとったが、連打を浴びて一、三塁となったところでロバーツ監督が降板を指令。後を受けたブレイク・トライネンがルイス・ロベルトを見逃しの三振に仕留め、その裏、大谷翔平の申告敬遠から、カイル・タッカーが勝ち越しのタイムリーを放ったことで、白星は、トライネンについたが、間違いなくヒーローは快投を見せた山本だった。ファンは降板する山本をスタンディングオベーションで見送った。
 映像メディア「Bleed Los: Dodgers & MLB News Podcast」が伝えた試合後の囲み取材によると、山本は104球4安打7奪三振1四球1失点の投球をこう振り返った。
「毎週、どんどん感覚は良くなっています。今日もスプリットがすごく良くなりましたしセットポジションに入ってからも空振りが取れるようなボールが投げれてたので、今年の中で1番いい感覚で投げれたと思います。また来週もこういうコメントができるように練習を頑張りたいと思います」
 また「重要だ」と位置づけているグローブを青色のものに戻したことも「しっくりきたと感じた」という。
 そして米メディアの間では、ノーヒットノーランへの期待論が急浮上した。前出の映像メディアによると、ロバーツ監督の試合後会見で、「今年山本がノーヒットノーランを達成すると思いますか?」との質問が飛んだ。
「ボルチモアではほぼやりかけたよね。驚きはしないよ。十分あり得る」
 ロバーツ監督が持ち出したのが、昨年の9月6日(日本時間7日)、敵地でのオリオールズ戦。山本は9回二死までノーヒットノーランの快投を見せたが、あと一人で、1番打者のジャクソン・ホリデーにライトスタンドへソロアーチを浴び、大記録の達成はならなかった。
 ロバーツ監督はさらにこう続けた。
「あの効率性、ストライクを取る力、弱い打球を打たせる能力、守備力…全部が揃っている。ノーヒッターに必要な要素は持っているよ。毎回その可能性を感じさせる投手としてはクレイトン(カーショー)がいた。彼もとにかく効率が良くて、いつもやりそうな雰囲気があった。他のスター投手を頻繁に見ているわけではないけど、9回を110〜115球で投げ切るには効率が必要なんだ。山本はそれができる」
 今季中のノーヒットノーランの達成を予告した。

 

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