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中日の井上監督の采配には疑問が目立つ(写真・黒田史夫)
中日の井上監督の采配には疑問が目立つ(写真・黒田史夫)

「私が中日の監督なら優勝争いをさせている」球界大御所があわや乱闘騒ぎの末に4連敗の中日に喝!9回、加藤に代打を送らなかった井上監督の采配に「戦術、戦略がなっていない」と疑問

 中日が15日、本拠地でのヤクルト戦に5-8で敗れ、引き分けを挟んで4連敗となった。3死球を浴びて、あわや乱闘騒ぎとなる大荒れのゲームだったが、板山祐太郎(32)の逆転満塁弾での2点リードを守備陣の判断ミスなどで守れなかった。井上一樹監督(54)は9回一死一、二塁の一発が出れば同点の場面で加藤匠馬(34)に代打を送らず、巨人OBでヤクルト、西武で監督として日本一となっている広岡達朗氏(94)は、「野球が下手。私が中日の監督なら優勝争いをさせている」と、ぶった斬った。

 3つ目の死球に井上監督が激高

 悪夢の大荒れゲームとなった。
 3点を追う9回一死一塁から、ヤクルトの守護神キハダが、打ちにきたボスラーの左腕に死球をぶつけた。キハダは、すぐに帽子を脱ぎ、謝罪したが、この日、4番の細川が、2打席連続で死球を受けていたこともあって、3つ目の死球に井上監督は激高した。ベンチを飛び出し、ホームベース付近で、両軍が入り乱れる、あわや乱闘の緊迫した騒ぎになった。元ヤクルトの嶋ヘッドコーチが、ヤクルトのコーチらを制し、池山監督も帽子を脱ぎ、謝意を伝えたこともあって、それ以上の最悪の事態は回避したが、責任審判は場内マイクで警告試合を宣告した。
 その騒ぎの後に疑問の采配が生まれた。
 エキサイトした影響で井上監督の判断力が鈍ったのか、一発が出れば同点の一死一、二塁のチャンスで途中出場の加藤に代打を出さなかったのだ。加藤はここまで8試合に出場して11打数3安打(打率.273)だが、調子がいいわけでもなく元々打力を買われている捕手ではない。ベンチには、一発の期待できる鵜飼、そしてカリステ、土田、石伊が残っていた。結果、加藤は空振りの三振。満塁本塁打を含む2本塁打、4安打、5打点の板山に期待が寄せられたが、アウトコースのストレートを見逃して三振。板山はしばらくその場を動かなかった。四球、死球と制球が安定せず、隙を見せたキハダを攻略できなかった。
 ゲームセット後、井上監督はフィールド上で3つの死球について審判団に抗議した。
 中日スポーツなど、スポーツ各紙の報道によると井上監督は、加藤に代打を送らなかった理由を「捕手だから。2枚目だから(木下に代えての途中出場)。あれで代えて(石伊)雄太を出したときに何かあったら困る」と説明した。
 球界大御所の広岡氏は井上監督の采配を厳しくぶった斬った。
「野球が下手。開幕前に私は阪神を追うチームは中日だと思っていた。投手が揃っているし、打線だけをなんとか形にすれば、そこそこ戦えると見ていた。最下位にいるチームじゃないが、監督の戦術、戦略がなっていない。私が中日の監督なら優勝争いをさせているよ」
 広岡氏の持論は「選手を残して負けてはいかん。それはベンチの責任」というもの。「投手がいなくなる、あるいは野手がいなくなる、は指揮官として、論外の采配だが、必ず3人目の捕手をベンチに残しておかねばならないということはない」と言う。
 あくまでも“たられば”ではあるが、同じ負けるにしても、最善を尽くした敗戦でなければファンは納得しないだろう。
 前日の横浜DeNA戦でも0―0で迎えた延長12回に先頭の石川昂に代打の板山を送ったものの、二死走者無しでベンチには大島らが残っていたにもかかわらず加藤をそのまま打席に送って空振りの三振に終わり、その采配に対してファンの怒りを買っていた。

 

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