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長女への暴力容疑で逮捕された巨人の阿部監督が辞任し会見を開いた(写真・スポーツ報知/アフロ)
長女への暴力容疑で逮捕された巨人の阿部監督が辞任し会見を開いた(写真・スポーツ報知/アフロ)

「暴力はいかん。同情するわけではないが阪神3連敗でストレスが溜まっていたとすれば阿部だけの責任ではない」巨人大物OB広岡達朗氏が阿部監督の長女暴行逮捕からの辞任問題について語る

 巨人の阿部慎之助監督(47)が26日、18歳の長女への暴行容疑で逮捕された問題を受けて辞任した。会見を開き謝罪、代理人弁護士から長女の手紙も紹介された。巨人OBで西武、ヤクルトで監督を務めた広岡達朗氏(94)は「暴力はいかん。同情するわけではないが阪神3連敗でストレスが溜まっていたとすれば阿部だけの責任ではない」との見解を明かした。

 「気が短くワンマン」

 衝撃の阿部監督逮捕からの対応は早かった。
 各社の報道によると26日の未明に釈放された阿部監督は午前中に山口寿一オーナーに辞任を申し入れて了承された。
 正午前に読売新聞本社で緊急会見を開き謝罪し、「娘は高校3年生という年頃の子ですので、どうか温かく見守っていただければ幸いです」と付け加え、「こういう形で去るということは、本当にご迷惑をかけているなと思う」と、涙を流した。
 会見では代理人弁護士により18歳長女の手紙も読み上げられた。
 殴る、蹴るなどのSNSで拡散した事実がなかったこと、チャットGPTに聞いたところ、児童相談所への通報を勧められたことから通報したものの「“どうしたらいいか”といった私自身の意向は聞かれることはなく警察に通報されるといった形になってしまい、警察が来て一番驚いているのは自分自身ですし父が警察に連行された姿を見て、目前で私は泣き崩れてしまいました」という状況説明がされた。
 また「父はいつも陽気で私とはダジャレを言い合い笑い合う仲」で、日常的なトラブルはなく、今回の暴行による怪我もなかったという。そして「既に仲直りをしております」と付け加えた。
 巨人OBの広岡氏は、朝に自宅に届く新聞報道で今回の事件を知りその後の阿部監督の謝罪会見をテレビで見たという。
「驚いた。たとえ家族という身内であっても暴力はいかん。警察沙汰になってしまってはおしまいだ。まして今の時代はボヤが大火事になる。4万人を超えるお客さんに見てもらうプロ野球の監督という責任ある立場を考えると、巨人という伝統あるチームでの監督はできない。巨人は正力松太郎さんが、巨人軍は紳士たれの訓示を残され、水原監督、川上監督から、その伝統が受け継がれ守られてきた。阿部もその責任を痛感して朝一で辞任をオーナーに伝えたのだろう」
 広岡氏は阿部監督の辞任をそう受け止めたが、一方で「同情するわけではないが、こういうことで巨人を去るのはさみしいし残念だ」とも言った。
「阿部は現役、監督と巨人一筋で巨人のために一生懸命やってきた。自らの失態ではあるが可哀そうでもある。若い選手をなんとか育てようと今季をスタートさせた。監督3年目でまだ道半ば。まさかこんなことになるとは阿部自身も思ってもいなかっただろう」
 各社の報道によると球団が確認した事実関係は「5月25日午後6時頃、阿部前監督は、都内の自宅で姉妹がケンカを始めたためそれを止めようとした際、長女から言い返されたことに腹を立て長女の襟元をつかみ、投げ飛ばして倒すなどの暴行を加えた。長女にけがはなかった。児童相談所から連絡を受けた警視庁渋谷署が阿部前監督を現行犯逮捕した。同署は26日未明、釈放した」というもの。また球団の確認事項には含まれていなかったが、飲酒していたとの報道もある。

 

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