「ド軍のトランプ訪問はファンへの侮辱だ」地元紙が大谷らV2メンバーの7.23ホワイトハウス訪問を批判…キケはSNSで「行かない」と不参加表明し数時間後に削除も賛否飛び交う騒動に
ドジャースが7月23日(日本時間24日)、ドナルド・トランプ大統領(80)の招きでワシントンDCのホワイトハウスを表敬訪問するが、地元紙「ロサンゼルスタイムズ」の名物コラムニストが「訪問はファンへの侮辱だ」と批判した。ド軍は昨年4月にもホワイトハウスを訪問し、大谷翔平(33)は特別に執務室で歓迎を受けていた。またキケ・ヘルナンデス(34)はSNSに「オレは行かない」と投稿し、数時間後に削除したが、SNSでは賛否が飛び交う騒動となっている。
「なぜこの町を引き裂こうとしている人物を受け入れようとするのか?」
ドジャースがトランプ大統領の招きに応じて2年連続でホワイトハウスを訪問することになった。これはワールドシリーズ優勝チームがトランプ大統領からの祝福を受ける恒例行事。今季は、日程上実現は難しいと見られていたが、フィラデルフィアでのフィリーズ戦(7月20日から22日)と、ニューヨークでのメッツ戦(7月24日から26日)の間の23日がちょうどゲームがないため、ホワイトハウス訪問が実現した。
ニューヨークポスト紙によると、ホワイトハウスの報道官のテイラー・ロジャース氏は「トランプ大統領は、ロサンゼルス・ドジャースがワールドシリーズ優勝を祝うためにホワイトハウスに戻ってくることを心から楽しみにしています」との声明を発表した。
ドジャースは2025年4月にも訪問。クレイトン・カーショーが47代大統領にちなんで背番号「47」のユニホームを送り、大谷は特別に大統領執務室に招き入れられ「あなたに会えて大変光栄だ。あなたは素晴らしいアスリートであり、人間だ」との言葉と共に記念メダルを2枚プレゼントされていた。
米「ジ・アスレチック」のファビアン・アルダヤ記者によると「2025年の訪問には反発もあったが、球団は野球界の伝統を理由として挙げた。遠征メンバーに入っていた2024年優勝チームの全選手が出席した。その中には2019年にボストン・レッドソックスの優勝祝賀でトランプ政権下のホワイトハウス訪問を欠席したムーキー・ベッツや、2017年にトランプ氏へ『少しは人間らしさを示して欲しい』と呼びかけたキケ・ヘルナンデスも含まれていた」という。
昨年も賛否はあったが、今回の2回目の訪問には、ハッキリと批判の声があがった。地元「ロサンゼルスタイムズ」のコラムニストであるビル・プラシュケ記者が「ドジャースは空気を読めないのか。ホワイトハウス訪問はファンへの侮辱だ」とのタイトルを取った記事を掲載して反対を表明した。
同記者は、冒頭から厳しい論調で「ドジャースは、ロサンゼルスでプレーしていることを理解しているのだろうか。なぜこの町を引き裂こうとしている人物を受け入れようとするのか?」と書き出し、ドジャースのファン層が多様で、地域の移民コミュニティに支えられ、球場内では、スペイン語の「¡Vamos Doyers!(レッツゴー・ドイヤーズ)」という声援が響くことを紹介。
昨年のホワイトハウス訪問後にトランプ政権が政策に掲げているICE(米国移民・関税執行局)の大規模な摘発がロスであり「何千人もの人生を変えた。中にはドジャースのキャップやユニホームを着ていた人が連れていかれた」と説明。
「公に声を上げたのはキケ・ヘルナンデス一人。チームには、沈静冷静なベテランが何人もいるはずで安っぽいトランプの写真撮影現場としての役割を果たすことで、米国のどこのグループよりファンを苦しめてきた彼の政策を称えていることを理解しているのにそれでも再び訪問するのか」
そう呼びかけ「恥ずかしい」と批判した。
2017年にはNBA優勝のゴールデンステート・ウォリアーズ、2018年にはNFLのスーパーボウル覇者のフィラデルフィア・イーグルス、2025年にはNBA優勝のオクラホマシティ・サンダースが招待に応じなかったこと、さらにドジャースが伝統的にジャッキ・ロビンソンの精神を受けつぎ、LGBTQ+支援を行っていることを記した。

