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エムバペがまたパラグアイの別の議員に誹謗中傷された(写真・ロイター/アフロ)
エムバペがまたパラグアイの別の議員に誹謗中傷された(写真・ロイター/アフロ)

「エムバペは不快極まりない男だ」またパラグアイの別議員が差別的攻撃を受けた仏エースに問題発言…「一つのメッセージを利用し自分を被害者に仕立て上げようとした」

 フランスのエースFWのキリアン・エムバペ(27)がパラグアイの上院議員であるセレステ・アマリージャ女史(61)からSNSで「野蛮人」「チンパンジー」などと人種差別的な誹謗中傷を受けた問題がドロ沼化しているが、今度は同じく同国の別の上院議員であるヨランダ・パレデス女史(54)が「不快極まりない男」との問題発言をした。エムバペは反撃しているが、それを「自分を被害者に仕立てあげようとした」と、無理のある理屈で非難した。

 「試合中にひどい暴言を吐き続けていた」

 フランスのエムバペがメッシに並ぶ大会トップの8得点目となる先制ゴールをマークしてモロッコを撃破し、ベスト4進出を決めた。
 だが、その一方でエムバペがパラグアイのアマリージャ議員に「野蛮人」「チンパンジー」などと人種差別的な攻撃を受け巻き込まれた問題がドロ沼化している。 
 パラグアイのメディア「Ñandutí」が、最初に問題を起こしたアマリージャ議員とは、また別の上院議員であるパレデス女史が「エムバペは不快極まり男だ」と発言したことを伝えた。
 パラグアイでは、国会でアマリージャ議員の発言が取りあげられ、3時間に及ぶ議論の末、その発言を非難する決議が採択された。
 アマリージャ議員の人種差別的な誹謗中傷の投稿にエムバペが「エムバペが「卑劣でその職に就く資格のない女性だ。あなたはパラグアイを代表する存在ではない」「私はこのような人間が世界中で憎悪や人種差別を広める自由を持つことを決して許さない」などと反撃。フランスサッカー連盟も声明を出してフランス当局は捜査に乗り出した。
 マクロン大統領まで「全面的に彼を支持する」とSNSで表明。国連人権高等弁務官事務所もパラグアイの上院議員の発言を問題視した。
 国際的な外交問題に発展してきたため、パラグアイのサンティアゴ・ペーニャ大統領が「あらゆる種類の差別に対して反対である」と表明した。
 だが、アマリージャ議員は、人種差別的な投稿は削除したものの「私は謝罪しない、言うべきことを言っただけだ」と言い、さらにパラグアイメディア「ABC」及び国会での記者の取材に応じて、こう発言していた。
「エムバペには『パラグアイ人を甘く見るな』と言いたい。私たちはここでロナウジーニョを逮捕したことがある。そして私を甘く見るな、私はあなたを訴えることができる。弁護士を雇えば、私があなたに勝てる可能性があると教えてくれるでしょう。ジェンダー暴力、女性に対する政治的暴力……。それこそ重大な問題だ」
 エムバペの反撃の投稿を名誉棄損で“逆告訴”する可能性さえ示唆したのだ。
 実際、元ブラジル代表のスーパースター、ロナウジーニョは2020年にパラグアイで、パスポート偽造及び公文書偽造の罪で逮捕されたことがある。だが、アマリージャ議員が先導して逮捕したわけではない。

 

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