「解任せよ。次はグアルディオラだ!」アルゼンチン戦の采配に批判殺到もイングランド監督の続投方針揺るがず…本人もやる気「100%」…一方で「敗因はDNA」発言が物議
イングランドのトーマス・トゥヘル監督(52)が続投の方針があることが明らかになった。英「スカイスポーツ」などが報じたもの。アルゼンチン戦で5バックに変更した守備的な選手交代が裏目に出て、逆転負けを喫して批判が殺到。「解任せよ」の声まであがったがイングランドサッカー協会(FA)は解任を検討しておらず、トゥヘル監督も「契約通り自国開催となる2028年の欧州選手権まで続ける」と明言しその意欲を「100%」とした。ただアルゼンチン戦の敗因を「イングランドサッカーのDNA」と責任転嫁したことが思わぬ波紋を広げてまた物議を醸す騒動となった。イングランドは18日(日本時間19日)、フランスとの3位決定戦に挑む。
自国開催の2008年欧州選手権まで
イングランドのトゥヘル監督の続投方針が揺るがない。
英「スカイスポーツ」が「FAはトゥヘル監督の解任を検討しておらず、現時点では、W杯前に2年間の契約延長を結んだことを受け 2028年の欧州選手権まで指揮を執る予定になっている」と報じた。
ドイツ人のトゥヘル監督は、ドルトムント、パリ・サンジェルマンの監督を経て、チェルシーでは、欧州チャンピオンズリーグを制覇、バイエルンを経て、2024年10月にイングランド監督に就任し、大会前に2年の契約延長を結んだ。
ただFAのCEOであるマーク・ブリンガム氏はW杯前に「契約には一定の成果条項も盛り込まれており、もし特定の目標を達成できなかった場合には、トゥヘルの監督職が危うくなる可能性もある」とも説明していたという。
今大会のベスト4でその「特定の目標」をクリアしていたのか。
トゥヘル監督も続投への意欲を示した。
「契約どおり、自国開催となる欧州選手権まで指揮を続けます。今はその先のことを考えるのは難しいですが、その大会を楽しみにしています」
そしてその意欲を「100%」とまで表現した。
「100%です。まだ改善できることはたくさんあります。それに取り組めることをとても嬉しく思っています。私たちはもっとボールを保持して主導権を握れると思っていますし、自分たちがどれほど優れたフットボール選手なのかをもっと示せるとも思っています。まだ到達すべきもう一段高いレベルがあります。その次のレベルへ進み、そこで初めて最高の栄冠を手にできるのです」
決勝進出をかけたアルゼンチン戦で1-2の逆転負け。後半10分に先制するも、その後、FW、MFを下げDFを3人投入する守備的な選手交代を行い「5バック」にして逃げ切り体制に入ったが、これが裏目に出た。メッシに2アシストを許して試合をひっくり返されて、その采配が猛バッシングを受けた。
英[BBC」の解説で元イングランド代表GKのジョー・ハート氏は「トゥヘル自身が自分のチームを信じていなかったということ。彼らがアルゼンチンに対して、さらにパンチを繰り出せるとは思っていなかったということになる。戦術面では我々全員が彼の判断は間違っていたと思った」と批判するなど、歴戦のレジェンド達からの批判が殺到した。
現役時代にトッテナム、ポーツマスなどでプレーした英「トークスポーツ」解説者のジェイミー・オハラ氏は「あの選交代で決勝進出の可能性を失った。トゥヘルは解任した方がいい。ペップ(ジョゼップ・グアルディオラ)はどこだ?」と声をあげた。マンチェスター・シティを退任したばかりの“名将”グアルディオラ氏は現在フリーだ。
しかし、FAのトゥヘル監督への信頼は今のところ揺らいでいないようだ。

