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WBC世界ライトフライ級王者の岩田翔吉と挑戦者のエリック・バディージョ(写真・山口裕朗)
WBC世界ライトフライ級王者の岩田翔吉と挑戦者のエリック・バディージョ(写真・山口裕朗)

「ファンが『軽量級ビッグマッチを見てえ!』と思う試合をしなきゃならない」WBC世界Lフライ級王者の岩田翔吉が7.20両国V1戦を前に壮大モチベーションを明かす

 プロボクシングのトリプル世界戦(7月20日、両国)の直前会見が18日、東京ドームで行われ、初防衛戦となるWBC世界ライトフライ級王者の岩田翔吉(30、帝拳)がミニマム級のWBA、WBO統一王者のオスカー・コラーゾ(29、プエルトリコ)から、この試合の勝者へ挑戦状を叩きつけられていることが大きなモチベーションになっていることを明かした。「計量級のビッグマッチをめちゃ見たいと思ってもらえる試合をしたい」と、19戦無敗の指名挑戦者であるエリック・バディージョ(30、メキシコ)をKOで葬ることを宣言した。

 「(挑戦者は終盤まで)持たないと思いますね」

 岩田は無敗のメキシカンを冷静に観察していた。
「映像で見るとライトフライ級の選手に見えなかったんですけど、実際はそんなに背は大きくなかったですね。体重も楽じゃないんじゃないですか。肌がカサカサしていました」
 減量が楽ではないことを見抜いた。
 19戦無敗のオールラウンダーのバディージョは、一発はないがメキシカンらしく手数が多く、連打でまとめてポイントを稼いでいくタイプ。1ラウンド、1ラウンドの駆け引きの積み重ねが勝敗を分ける。
 挑戦者は12ラウンドの激戦を想定。メキシコの3200mの高地でトレーニングを積んできたことを明かし「強いチャンプだが、人生を賭けたチャンス。しっかり準備してきた。4つ肺がある状態」とスタミナを強化していたことを強調した。
 だが、岩田は、その挑戦者の高地トレを一蹴した。
「いやあ(終盤まで)持たないと思うんですけどね。相手が。そういう練習をしっかりやってきたので自信ありますね」
 判定ではなくKO決着?
「グローブが8オンスなんでね」
 不敵に笑った。
「フレッシュマート戦に向けてやってきた今までと違うボクシングをやりつつ、今までのストロングポイントを出して、みんなが驚く試合をしたい」
 3月に2階級制覇王者のノックアウト・CPフレッシュマート(タイ)に8回TKO勝利した試合では、田中繊大トレーナーと共に取り込んだステップワークを使うボクシングをプラスして、世界王座に返り咲いた。だが、根っこにあるのは、超攻撃的な倒しにいくスタイル。
 驚く試合とは?と突っ込まれるとそれ以上多くは語らなかった。
「言葉だったり、目に見えるものより大切なものがある。言葉でいくら言ってもしょうがない。試合ですべてを見せたい。世界に返り咲いてからも、1日1日、しっかりとしたテーマをクリアしてここまできた、当日、それを楽しみにしていただきたい。言葉ではなく結果とファイトで見せたい」
 それが岩田の決意表明だった。

 

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