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ドジャースに電撃移籍したスクバルがいきなり先発起用され6回2失点の好投も黒星デビューとなった(写真:Imagn/ロイター/アフロ)
ドジャースに電撃移籍したスクバルがいきなり先発起用され6回2失点の好投も黒星デビューとなった(写真:Imagn/ロイター/アフロ)

交渉裏舞台発覚!「実に不可解だ」スクバルのド軍トレードにタイガース専門メディアが疑問…タ軍から話を持ち掛けてブリュワーズの交換要員の方が上だった…「不穏な事情があったのでは?」

 タイガースから電撃トレードでドジャースに移籍したタリク・スクバル(29)が4日(日本時間5日)、シカゴでのカブス戦に先発、6回で85球を投げて4安打2失点、6奪三振の好投を見せるも、打線の援護がなくチームは1-5で敗れ黒星デビューとなった。3対1のトレードだったが、ブリュワーズがド軍よりも、いい条件の交換要員を用意していたことや、タイガースから仕掛けたトレードだったことが明らかになり、放出したタイガースのファンは不満を示し、専門メディアは「実に不可解だ」と疑問視した。

 スクバルは6回2失点も黒星デビュー

 全米を驚かせたスクバルのデッドライン1日前のトレード。ドジャースは、いきなり入団3日で、中5日登板となるカブス戦に先発起用した。ドジャースがまたしても、大物をゲットしたため、SNSでは他球団ファンから「野球を台無しにしている」とバッシングを浴び、リグレーフィールドも大ブーイングに包まれた。
 だが、最速は99.3マイル(約159.8キロ)をマーク。6回85球を投げて2失点にまとめた。打線の援護がなく、黒星デビューとなるも、2年連続サイヤング賞受賞投手の片りんは見せた。5月に行った左肘の遊離軟骨の除去手術の影響も感じさせなかった。
 この大型トレードを巡っての交渉裏舞台が次々と明らかになった。
 MLB公式サイトは、ブリュワーズがドジャースの交換要員のリバー・ライアン投手、ブレイディ・スミス投手、ザイアー・ホープ外野手を上回る交換要員を用意して、スクバルの獲得オファーを出していたことを明らかにした。
 オファーされたのは、遊撃手ルイス・ペーニャを含む野手の有望株3人。ペーニャは、MLBパイプラインの全体18位の有望株であり、さらに他の少なくとも1人も全体トップ100に入る評価を受けていた選手だという。
 有望株の中で最高の評価を受けている遊撃手ヘスス・マデは除外されていたようだが、21歳の中堅手ルイス・ララ、22歳のユーティリティーのジェット・ウィリアムズ、20歳の大砲候補の内野手ジョシュ・アダムチェフスキーらが加えられる可能性があったという。
 一方のドジャースは、ホープが「球界全体でもトップ30前後に位置づけられる有望株」だったが、ペーニャよりランキングは下。ドジャース組織内の外野手としても4番手程度の評価だった。
 ライアンは「将来エース級へ成長する可能性がある」が、27歳で2024年に肘を故障し、昨季は一度も登板できず、今季もマイナー8試合で防御率4.46の成績に留まっている。また21歳のスミスは、2023年のドラフト右腕だが、プロ入り後30試合の先発で、0勝10敗、防御率4.72の成績だ。
「ニューヨークポスト」は「書類上だけを見れば、ブリュワーズのオファーはドジャースと同等、あるいはそれ以上だったと言える。複数の公開されている有望株ランキングでは、ペーニャはホープやライアンより上位だ」と分析した。
 だが、タイガースが求めていたのは「球団の保有期間が長くなおかつ短期間で戦力になれる投手」でドジャースがオファーした「今月中にもタイガースのローテーション入りできる可能性があるライアン」が、その条件にあてはまり、さらに将来有望な若手投手であるスミスも加わった。
 タイガースは「将来球団を支える遊撃手候補」と期待されるケビン・マクゴニグルを抱えており「ペーニャの魅力をメジャーで即戦力となる投手(ライアン)ほど高く感じなかった可能性がある」という。
 タイガースはブリュワーズの右腕ローガン・ヘンダーソンに関心を示していたとも報じられているが、最終的な条件に彼を含めたかどうかは明らかになっていない。

 

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