「3-0から凡退した森下翔太は一発狙いで雑すぎる」巨人に2.5ゲーム差に迫られた阪神が横浜DeNAとの連敗で露呈した問題点とは…「ゴールへ向かう9月の戦いはベンチワークがカギ」
阪神は6日、甲子園での横浜DeNA戦に1-4で敗れて連敗、巨人が広島に4-0勝利したため、マジックは「18」のまま減らずゲーム差が2.5に縮まった。先発の大竹耕太郎(31)が3回途中で3失点降板。反撃は佐藤輝明(27)の35号ソロによる1点のみに留まった。現役時代にタイトル獲得経験のある評論家の一人が指摘した連敗の問題点とは?
大竹の配球にも疑問
阪神のラストスパートにブレーキがかかった。
先発の大竹が3回を投げきることができない。2回一死満塁で投手の竹田に押し出しの四球を与え、さらに度会にライト前へタイムリーを浴びて3失点。さらに3回に先頭の牧に二塁打を許し、エンカーナシオンに四球を与えたところで藤川監督は降板を告げた。
現役時代にタイトル獲得経験のある評論家の一人は「宮下、松尾、度会に浴びたヒットはいずれもインコースのストレート。風を考えたのか、それとも変化球にキレがないため、そういう配球になったのかもしれないが、異常にインコースをストレートで攻めることを意識しすぎていてそれが裏目になった。今後、大竹のローテーでの起用は厳しいかも」と指摘した。
7回には4番手のセベリーノが先頭の林を歩かせ、エンカーナシオンに左中間にタイムリー二塁打を許して4点目を失った。
一方の得点は、4回に佐藤の35号ソロで奪った1点だけ。
前出の評論家は、この佐藤の前で一死からセンターフライに倒れた森下の打席を問題視した。
「3点を追いかける場面。カウント3-0から森下は147キロのややインコース寄りの高めのストレートをセンターへ打ち上げて凡退しバットを放り投げた。雑なバッティングだった。ここは佐藤、大山へつなぐことを意識しなければならない打席だった。雑に一発を狙う打席ではない。森下の佐藤の本塁打を追いかけたい気持ちはわかるが、今はまだ個人記録に集中していい時期ではない」
野球に“たられば”はないが、もし森下が出塁していれば、佐藤の35号で1点差だった。横浜DeNAバッテリーにプレッシャーをかけて、その後の展開に影響を及ぼしていた可能性もある。
佐藤はここ5試合で5本と量産体制に入っての35号。一方の森下は前日に32号を放つも残り21試合で3本差となっている。
「(本塁打争いで)勝つ気がないと打席に立たない」
佐藤に宣戦布告を行った森下には、焦りがあるのかもしれないが、まだ優勝が決まっていない段階でチーム打撃を忘れては本末転倒だ。

