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角田裕毅がスペインGP予選をタイヤのグリップ感の異変でQ2敗退15番手に沈む(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)
角田裕毅がスペインGP予選をタイヤのグリップ感の異変でQ2敗退15番手に沈む(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)

「何かが上手く噛み合わなかった」角田裕毅がスペインGP予選「タイヤのグリップ感」異変でQ2敗退の15番手に沈む…次戦はハジャー復帰予定で今日の決勝が今季ラストランとなる可能性も

 F1の今季第14戦、スペインGPの公式予選が12日にマドリードのマドリンクで行われ、レーシングブルズから3戦連続でスポット参戦した角田裕毅(26)が15番手で2回目(Q2)敗退を喫した。1回目(Q1)を12番手で通過した角田はQ2でタイムを伸ばせず、カットラインの10番手で最終3回目(Q3)へ進んだ同僚の新人アービッド・リンドブラッド(19、英国)に0秒880もの大差をつけられた。無線でタイヤのグリップ異変を何度も訴えた角田は「何かが上手く噛み合わなかった。原因を突き止めなければいけない」と今日13日の決勝へ課題を挙げた。

「新品タイヤよりも中古タイヤの感触のほうが良かった」

 角田のマシンにまたしても異変が生じた。
 ラストアタックで1分34秒311をマークした時点で、脱落圏内の18番手から10番手へと浮上。最終的には12番手でQ1を通過した角田だったが、続いて行われたQ2で思うようにタイムを伸ばせない。2度目のアタックで出した1分34秒320は、瞬く間に脱落圏内の12番手へと後退してしまった。
この間に角田は無線で担当レースエンジニアのアレックス・イリオポロス氏へ何度もタイヤの異変を訴えていた。
「タイヤのグリップがまったく感じられないんだ」
 ピットインを経て臨んだラストアタックでも1分34秒084とやはりタイムを伸ばせない。この時点で12番手とQ2敗退が決まった角田は、アルピーヌ勢のピエール・ガスリー(フランス)とフランコ・コラピント(アルゼンチン)、さらにエステバン・オコン(フランス)にも上回られて15番手でセッションを終えた。
 カットラインの10番手で最後の3回目(Q3)へ進出したレーシングブルズの同僚、19歳の新人リンドブラッドには0秒880もの大差をつけられた。F1公式サイトで公開された公式予選後のフラッシュインタビュー。Q2で何が起きていたのか、と問われた角田は「よくわからない」と困惑した表情でこう続けた。
「とにかく(予選を通じて)ペースが足りなかった。特に今日は昨日と比べて、どういうわけか新品タイヤよりも中古タイヤの感触のほうが良かったというか、タイヤからのグリップの向上をほとんど感じられなかったというか。何かがうまく噛み合わなかった。(明日の決勝までに)原因を突き止めなければいけない」
 レッドブルのアイザック・ハジャー(フランス)の左手首骨折による欠場に伴い、サマーブレイク明けのオランダGPから姉妹チームのレーシングブルズで角田が電撃参戦した。
 オランダGPではスプリントが開催された関係で、フリー走行が1回だけという状況でQ2進出を果たし、12番グリッドからスタートした決勝では11位と健闘した。前戦のイタリアGPではマシンの燃料システムにトラブルが発生した影響で17番手でQ1敗退も決勝では、必死の追い上げを見せて10入賞を果たした。ハジャーの怪我が完治せず、3戦連続の参戦となった、今回のスペインGPの前日のフリー走行1回目(FP1)では、パワーステアリングに問題が発生して「危うくクラッシュするところだった」が、2回目(FP2)で8番手にまで浮上するも、公式予選ではタイヤのグリップ異常に襲われた。
 心境を問われた角田は「悔しいですね」と即答した。
今季から初めて年間カレンダーに組み込まれたスペインGPの舞台、市街地コースと常設コースが複合されたマドリンクの難しさを踏まえて悔しさを抱く理由を説明した。

 

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