大晦日の井岡一翔、比嘉大吾のW再起戦と吉良大弥の2階級挑戦は「U‐NEXT」、来年2月予定の中谷潤人の世界戦は「DAZN」が初配信か…ボクシング配信ビジネスがサバイバル化?!
プロボクシングの配信ビジネスに新たな動きが出てきた。昨年の大晦日に「Lemino」で配信された井岡一翔(37、志成)らの試合が今年の大晦日は「U-NEXT」に鞍替えとなり、来年2月に予定されている中谷潤人(28、M.T)の世界戦は「DAZN」が初めて日本の興行の配信を行う計画が練られていることが明らかになった。人気の喚起と共に新たなマッチメイクの可能性も広がりそうだ。
中谷の相手は井上尚弥からダウンを奪ったカルデナスが有力
サバイバルか。再編か。
プロボクシングの配信ビジネスに新たな動きが出てきた。
大晦日恒例の志成ジムの興行が、今年は、昨年ライブ配信したNTTドコモ「Lemino」から「UーNEXT」に鞍替えされることになった。志成ジムがより好条件の配信プラットホームを選択したと見られる。その大晦日のカードは豪華だ。
5月2日に東京ドームで5階級制覇を狙い、WBC世界バンタム級王者、井上拓真(大橋)に挑戦するも、2度のダウンを奪われて判定負けした井岡、同じく7月にWBA世界バンタム級王座決定戦で増田陸(帝拳)と対戦するも1-2判定で敗れた比嘉大吾のダブル復帰戦に加え、9月に日本最速タイ記録となる5戦目でWBA世界ライトフライ級王座決定戦に挑み、元世界王者のカルロス・カニサレス(ベネズエラ)を衝撃的な7回TKO勝利で倒して世界ベルトを奪取した吉良大弥のフライ級に階級を上げて2階級制覇を狙う世界戦を計画している。
また「UーNEXT」とタッグを組む「TREASURE BOXING PROMOTION」がサポートしているWBOアジアパシフィック・ライトフライ級王者の尾崎優日(ワールドスポーツ)も登場予定だという。
また来年2月には「DAZN」が初めて日本の興行の配信に進出する計画が練られている。配信ビジネスの先陣を切ったのは、WBA世界ミドル級スーパー王者の村田諒太(帝拳)がIBF世界同級王者のゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)に挑んだ世紀のビッグマッチで、欧米は「DAZN」、国内は「Amazonプライムビデオ」が初配信した。欧米でのボクシング配信は「DAZN」が主流ではあるが「DAZN」ジャパンには予算がつかず、これまで日本の興行の国内のライブ配信は行ってこなかった。だが、ついに「DAZN」が日本でのライブ配信にも進出する計画があることが明らかになった。
予定されているその興行のメインは5月2日に東京ドームでスーパーバンタム級の4団体統一王者、井上尚弥(大橋)に0-3判定で敗れた中谷潤人の復帰戦だ。
井上戦で負った眼窩底骨折も完治してすでに本格的なトレーニングを再開している。その2月の時点で井上が保持している4つのベルトがどうなっているかわからないが、前哨戦を挟まずに即世界戦を狙っていて、もし返上されていれば王座決定戦、されていなければ、暫定世界戦という形になるという。

