大晦日の井岡一翔、比嘉大吾のW再起戦と吉良大弥の2階級挑戦は「U‐NEXT」、来年2月予定の中谷潤人の世界戦は「DAZN」が初配信か…ボクシング配信ビジネスがサバイバル化?!
ターゲットとしているのは現在中谷がランキング1位となっているWBC王座。昨年5月にラスベガスで井上に8回TKO負けしたものの、モンスターからダウンを奪ったことで評価をあげた同2位のラモン・カルデナス(米国)と争うことになりそうだ。注目を集めるカードである。
現在、日本のボクシングの配信ビジネスは、井上尚弥をメインに大橋ジムと組んでいるNTTドコモの「Lemino」、那須川天心をメインに帝拳と契約を結んでいる「Amazonプライムビデオ」、帝拳およびTREASURE BOXING PROMOTIONをバックアップしている「U‐NEXT」、主に亀田興毅ファウンダーの「3150FIGHT」主催の興行を配信している「ABEMA」の4つがあるが、そこに「DAZN」が加われば、プロモーター側は、より好条件の配信プラットホームを選ぶことが可能となり、さらにマッチメイクの幅も広がる。またその“配信マネー”がボクサーのファイトマネーや、次世代のボクサーの育成に還元されるというボクシング界の発展につながる好サイクルを生み出すことになる。
また今春のWBCの独占配信で物議を醸した「Netflix」は、海外では、元ヘビー級王者、マイク・タイソン(米国)対ユーチューバーのジェイク・ポール(米国)の異色マッチや、サウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)対テレンス・クロフォード(米国)のビッグマッチを配信しているが、まだ日本の興行についてはボクシングビジネスには進出していない。
配信ビジネスは現在新規開拓から契約ユーザーを逃さないフレーズに入ったとされる。だが、ライブスポーツと配信ビジネスの親和性は高く、まだまだ積極的で、サバイバル化している。
ビッグマッチの興行数が増えることで、カード不足やミスマッチとなることへの懸念はあるが、熱い配信ビジネスのサバイバルが、ボクシングの発展ににつながることを期待したい。
(文責・本郷陽一/RONSPO、スポーツタイムズ通信社)

