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ブラジルGP決勝でフェルスタッペンはPUに関連するペナルティで最後尾スタートとなった。(Getty Images / Red Bull Content Pool)
ブラジルGP決勝でフェルスタッペンはPUに関連するペナルティで最後尾スタートとなった。(Getty Images / Red Bull Content Pool)

「それはどういう意味だ!」なぜブラジルGP決勝で“最速”フェルスタッペンが最後尾スタートとなったのか…予選Q2をあえて棄権し「どうなるか誰にも分からない」奇跡の巻き返し誓う!

 F1のブラジルGPの予選が7日(日本時間8日)にインテルラゴス・サーキットで行われ、1回目(Q1)を3番手で通過したレッドブルのマックス・フェルスタッペン(29、オランダ)が2回目(Q2)を棄権した。フリー走行3回目(FP3)のパワーユニット(PU)に関連するペナルティで決勝が最後尾スタートとなることが決定していたための戦略だ。フェルスタッペンは前日6日(同7日)のフリー走行2回目(FP2)中に陣営に対してマシンの不具合を訴えて激怒していたが、冷静さを取り戻して決勝での“奇跡”の巻き返しを誓った。

 大雨で約80分間中断の大荒れレース

 16台で争われるはずのQ2に元世界王者のマシンはなかった。
 大雨で約80分間も中断し、さらにクラッシュが相次ぐなど大荒れとなったQ1をマクラーレンのランド・ノリス(英国)、メルセデスのジョージ・ラッセル(同)に次ぐ3番手で通過したフェルスタッペンがQ2への出走を取りやめた。
F1公式サイトが報じたセッション終了後のフラッシュインタビューで、フェルスタッペンはQ2を棄権した理由を次のように語っている。
「最後尾からスタートするのはわかっていたのであまりリスクを冒さずに、Q1ではとりあえず一発を記録することにした。実際にそうなったけどね」
 公式予選に先駆けて行われたフリー走行3回目(FP3)の時点で、フェルスタッペンは今日8日の決勝のスタートで30グリッド降格するペナルティを科されていた。たとえ予選でポールポジションを獲得しても、決勝では最後尾の22番グリッドからスタートするフェルスタッペンはさらにこう続けている。
「(マシンに)問題があると気がついたので、あえてペナルティを受けることに決めた。明日はどこまで順位を上げて上位に進出できるか、コースで様子を見ながら少し楽しんでみたい。どうなるのかは誰にもわからないからね」
 口調は穏やかで、表情には笑みも浮かべている。しかし、前日には担当レースエンジニアをはじめとする陣営に対して声を荒げ、1時間のFP2を途中で切り上げていた。英国のモータースポーツ専門メディア『CRASH.net』が「フェルスタッペンがフリー走行中の『受け入れ難い』問題に激怒した」とこう伝えた。
「フリー走行1回目の段階からフェルスタッペンは無線を介して『ダウンシフトが受け入れられない』と伝えていた。2回目ではマシンのステアリングへの不満を訴えたが、チーム側から『PUの何かが影響している』と告げられると『それはどういう意味だ』と激怒し、さらに『俺がエンジンと会話をしなきゃいけないのか。クラッチを交換しよう、などと言わなきゃいけないだろう。さもなければあなたは罰せられるぞ』と苛立ちを隠せないかのようにまくし立てている」
 フェルスタッペンはFP1とFP2で、ともに全体で3番手のタイムを計測していた。それでも前戦のメキシコGPを含めて直近の4戦で3度優勝するなど、絶好調モードに入っている元世界王者はマシンの不具合を看過できなかったのだろう。

 

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