• HOME
  • 記事
  • サッカー
  • 海外メディアはドイツに歴史的勝利の森保采配を絶賛…「中盤プレッシングでドイツ混乱」「称賛に値する論理的な采配」
海外メディアもドイツに歴史的勝利をあげた森保監督の采配を絶賛した(写真・ロイター/アフロ)
海外メディアもドイツに歴史的勝利をあげた森保監督の采配を絶賛した(写真・ロイター/アフロ)

海外メディアはドイツに歴史的勝利の森保采配を絶賛…「中盤プレッシングでドイツ混乱」「称賛に値する論理的な采配」

 米スポーツ専門チャンネルのESPNも「最も新しいW杯の衝撃…ドイツが日本に終盤の仰天反撃を食らう」との見出しを取り、「サウジアラビアのアルゼンチンへの勝利の後に、格下だと思われていたチーム(日本)が圧倒的に有利なチーム(ドイツ)を打ち負かす、また新たな逆転の番狂わせを起こした」と、日本の歴史的勝利を報じた。
 記事は、「4年前のロシア大会で、日本はベルギーを打ち倒しW杯の準々決勝に進出する寸前だった。今大会ではW杯4度優勝のドイツを破り、疑いなく彼らがこれまで手にしてきた最大の衝撃でスタートを切った」と2018年のW杯ロシア大会の決勝トーナメントの初戦でベルギーに2-0とリードしながら、2-3と逆転負けした試合を引き合いに出し、ドイツ戦の勝因について、こう分析した。
「平静さを保ち、選手変更で試合を変える力をチームが示したことが勝因だった。日本は前半のカウンターアタックの戦術から後半は、より中盤での激しいプレッシングに変え、速攻のスタイルでドイツを混乱させた。5人の選手交代がなければ、彼らが状況を好転させられたかは定かではない」と森保監督の采配を称えた。 

 
 
 英BBCは「日本の森保一監督がドイツへの『歴史的勝利』で歓喜」との見出しを取り、元イングランド代表のストライカーだったクリス・サットン氏の声を紹介した。
「なんと奇妙なW杯、変わった試合だろうか。前半はドイツがコントロールして日本に流れはなかった。だが、突然、日本は彼らが戦えることを見せつけた。浅野が素晴らしいゴールでノイアーを抜いてゴールを決めた」
 同氏は、さらにこう続けた。
「日本が抵抗を見せたことでグループEはとても面白くなった。現段階で(どのチームが決勝トーナメントに進むのかの)予想がつかない」
 一方、敗れたドイツのテレビ局「ドイチェ・ヴェレ」は「ドイツがW杯初戦で日本に敗れる」との見出しで衝撃を伝えた。
「前半にイルカイ・ギュンドアンのPKで先制したが、後半に日本の交代選手が、センセーショナルな逆転を完結させたことでドイツが2大会続けてW杯初戦で敗戦を味わった」
 ドイツがロシア大会でもグループステージの初戦でメキシコに0-1で敗れ、決勝トーナメントに進めなかったことを紹介。「ハンス・フリック監督のチームはFIFAが(差別に抗議する)『One Love』腕章の使用を禁止したことに対する抗議で試合前の写真撮影で口を手で隠していたが、彼らのサッカーが語りかけてくることはなかった」と続けた。

関連記事一覧