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アスレチックスの藤浪晋太郎がOP戦2度目の登板を3回1失点にまとめて初勝利。指揮官や捕手は進歩した制球力を称えた(写真は資料:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
アスレチックスの藤浪晋太郎がOP戦2度目の登板を3回1失点にまとめて初勝利。指揮官や捕手は進歩した制球力を称えた(写真は資料:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

米メディアは3回1失点で“初勝利”した藤浪晋太郎の52球中32球のストライクを評価…アスレチックス監督は「フジは良かった。投球を統制できていた」と称賛

「藤浪が2度目の登板で統制を保つ」とのタイトルを付け「オープン戦でのデビュー戦から1週間後、藤浪がミスから学ぼうと決意した。9-3で勝った試合で、彼は3回を投げて3三振を奪い1安打2四球1失点に抑えた。彼は52球(ストライク32球)で、先週のデビューよりも13球多く投げた」と紹介。
 捕手のランゲリアーズの「マウンドに行って試合で投げれば投げるほど、彼はイニングでのルーティンを見出していくだろう。彼は1回と2回にそれを示した。とてもよく見えたし、3回に彼は本当に良く見えた」という試合後のコメントを紹介した。
「1回に先頭のキャロルが10球粘って四球を選んだが、藤浪は動じなかった。28歳(の藤浪)は、すぐに立ち直り、続くルイスから三振を奪い、マッカーシーをセンターフライ、ケリーをショートへのゴロに打ち取った。2回には、四球と内野安打を許したが、バットを折った内野ゴロを引き出し、三振も奪った。キャロルを再び3回に迎えると、藤浪とランゲリアーズのコンビは、この才能のある若い先頭打者と長い勝負にならないようにした」と伝え、3回にキャロルから三振を奪ったシーンを取り上げた。
 ランゲリアーズは、「最初の打席で我々はキャロルの反応を見るためにありとあらゆる球を彼に投げた。2打席目は、無駄に投げないようにした。ただ彼に向かっていこうとし、最初の数球で、彼にバットを出させようとして、最後は三振を取ることができた」と説明したという。
 またア軍のコッツェイ監督の藤浪評も紹介。
 指揮官は「フジはとても良かったと思う。前回の登板を終えて、彼に投げる球数を与えることができてうれしい。今日は制球がとても良かったと思う。全体として、彼にとってよい1日だった。彼はさらに(投球を)統制できていた」と称賛した。
 その上で、試合後の藤浪の様子について触れ、「ただ藤浪は、登板後のインタビューで時折、厳しく反省した。そこで、この投手は闘争心の炎をはっきりと示した。藤浪はスプリッターを10球投げたが、その投球については特に喜べなかった。2シームのファストボールと、スライダーはずっと良かったが、彼は1年を通じての対戦で、すべての球種が必要となることを知っている」などとも記した。開幕ローテー入りへ大きく前進した。

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