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井岡とフランコの統一戦はドローに終わった(写真・山口裕朗)
井岡とフランコの統一戦はドローに終わった(写真・山口裕朗)

海外メディアは井岡一翔とフランコのドロー判定に見解割れる…「フランコが攻撃と手数で制した」「井岡が後半戦にベストの戦い」

プロボクシングのWB0&WBA世界スーパーフライ級統一戦が31日、東京の大田区総合体育館で行われ、WBO世界同級王者の井岡一翔(33、志成)とWBA世界同級王者ジョシュア・フランコ(27、米国)の戦いは、判定にもつれこみ、1人が「115―113」でフランコ、2人が「114―114」とつけるマジョリティードローとなった。有効打は井岡、手数、攻勢はフランコという展開にジャッジの判定も微妙に割れて、ベルトの統一はならなかった。海外メディアは、2人の戦いをどう伝えたのか。

 「フランコにとってハイペースな戦いは不満足な結末に」

 

 米の権威ある専門誌「リング誌」は「井岡とフランコがマジョリティードローの戦いで、スーパーフライ級のベルトを保持」との見出しを取り、「2022年最後の世界戦は尊敬すべき地元のベテラン、井岡と、テキサス州サンアントニオ出身の出世頭、フランコの王者同士による興味深い戦いとなった。フランコはマジョリティードロー(115-113、114-114,114-114)に落ち着かなければならず(敵地に)足を運んだファイターにとってハイペースな12ラウンドの戦いは不満足な結末を迎えた」と伝えた。
 両者の戦いについて「勝利を記したスコアカード(115―113)は、試合を通して攻撃者となり特に前半、多数のラウンドで井岡を上回っているように見えたフランコに傾いた」と紹介。
 さらに「井岡は、臨機応変にパンチを放ち、しばしばロープを背負うことになったが、フランコの高いガードを打ち破り、右のパンチを打ち込み、一貫してフランコのボディーを正確なフックで狙っていった。だが、井岡が後半のラウンドで自分のポジションに立ってパンチを放とうとしても積極的で身体的にも強かった若い王者を痛めて(彼の)パンチを防ぐことができなかった」と続けた。

 フランコの地元サンアントニオの地元紙「サンアントニオエクスプレスニュース」は「2022年の最後の世界戦にふさわしい花火はいくつかあった。だが、最終的にはフランコによるベルト統一の探求は、水に濡れた爆竹のような満足度に終わった」と伝えた。
 記事は「6000マイル(約9656キロ)を引き分けのために移動したのか。それが15時間の時差を調整し、長く身を削るトレーニングキャンプを終えて日出づる国へと旅立ったフランコ(18勝1敗3分、8KO)に直面する冷たい現実だ」と指摘。
「彼は、サンアントニオ出身のボクサーとして初めて2団体統一王者となる夢を抱いていた。27歳のフランコは、ほぼそれを手中とし、彼は試合に勝利した力強い論拠を示すことができた。特に序盤のラウンドで素早いジャブとコンビネーションで攻撃側となり、動きで相手を上回ったように見えた。だが、4階級王者で33歳の井岡(29勝2敗1分、15KO)は戦いを保って後半でベストの戦いを見せ、ボディーに左フックを入れ、フランコの高いガードを通して強烈な右のパンチを浴びせた」と両者の戦いぶりを記した。
 記事はガルシア・トレーナーの試合後の「我々が望み、得るだけのものがあったと思う結果ではなかった。偉大なる王者の井岡には尊敬以外何もない。すぐに再戦し、またファンに素晴らしい戦いを提供できるよう望んでいる」というツイートを紹介。
「井岡は、試合後にリング上で地元の観客に語りかけ、試合結果について謝罪をしたように見えた」と続けた。
 その上で「すでに再戦の可能性について話し合いがあり、それはモロニーやコロンビアのオスカー・ネグレテとの3試合の戦いにあるようにフランコが、1つ、2つ(経験として)知っているものだ。だが、それは世界を半周した外国ではなく、もしかしたら、フランコの裏庭となるAT&Tセンターかアラモドームでの試合にかもしれない」などと記した。

 

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