4月29日に代々木で開催される「RIZIN LANDMARK 5 」は豪華ラインナップ。左から斎藤裕、朝倉未来、榊原CEO、牛久絢太郎、平本蓮
4月29日に代々木で開催される「RIZIN LANDMARK 5 」は豪華ラインナップ。左から斎藤裕、朝倉未来、榊原CEO、牛久絢太郎、平本蓮

RIZINで朝倉未来と平本蓮の因縁マッチは実現するのか?

 一方の牛久は言葉少なに「朝倉選手と僕はタイプが違うからこそ、この試合にすごい勝負論がある。僕の集大成をすべてぶつける」と語るのみ。 RIZINバンタム級王者の堀口恭司が所属する米国のアメリカントップチームで、約1か月の修行を終え、牛久のトータルスキルは、さらにグレードアップしている。朝倉は「2ラウンド以内でKO勝利する」とまで予告したが、勝敗予想が難しい難敵であることは間違いない。
 朝倉、平本が勝ち抜けば、両者の因縁対決が見えてきそうだが、榊原CEOは勝ち負けにこだわらず、この先に対戦の可能性があることを示唆した。
「朝倉と平本が戦うことがあるやもしれない。そこにクレベルのタイトルにどう絡んでいくか。どっちが勝っても、どっちが負けても、このカードだけは積み上げてきた白星の結果で成立するものじゃない。お互いに磨きあげられてきた価値がある。(今回のダブルメインで)前の試合で出てきた選手のどっちかが勝って、上(次の試合)へプレッシャーをかけることになる。いろんなコントラストを楽しんで見てもらえればいい。その結果、ファンが望むものが強くあれば、いずれにしろ実現する」
 この2試合はダブルメイン扱いで、試合順はまだ発表されてはいない。平本は、ツイッターで「オレがメインだ」とツイートしたが、、配布資料の順番からすると、おそらくセミが、平本―斎藤で、朝倉―牛久がメインになるだろう。榊原CEOは、先に「平本が勝ってプレッシャーをかけろ!」と、ハッパをかけるのである。
 話題性抜群のキラーカード。SNSでの応酬や遺恨ばかりが先行してきたが、平本が、“怪物君”鈴木博昭(BELLWOOD FIGHT TEAM)、ベテランの“曲者”の弥益ドミネーター聡志(teamSOS)を続けて撃破するなど、着実にMMAでの実力をつけてきたため、榊原CEOも、機が熟したと判断したのかもしれない。
 また大晦日のベラトールとの対抗戦でベラトールのフェザー級王者のパトリシオ・ピットブル(米国)に0-3の判定負けを喫したRIZINフェザー級王者のクレベル・コイケが誰を挑戦者に選ぶのかも興味深い。
 朝倉は牛久戦に向け「ワクワクしている」とコメントしたが、注目カードの行方へのワクワク感も高まっている。
(文責・RONSPO編集部)

関連記事一覧