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阪神の立石正広が4打席連続三振で涙を流す…2軍落ちは避けられず(資料写真・黒田史夫)
阪神の立石正広が4打席連続三振で涙を流す…2軍落ちは避けられず(資料写真・黒田史夫)

「泣いている場合か。阪神の将来を背負う逸材であることには変わりない」阪神の立石正広が屈辱の4打席連続三振に涙…2軍落ち避けられない状況も”辛口”球界大御所は異例の応援エール!

 阪神のドラフト1位の立石正広(22)が16日、甲子園での西武戦に3試合ぶりのスタメンとなる「7番・三塁」で出場するも4打席連続三振を喫して2度、涙を流した。7回一死一、三塁の同点機にも三振に倒れチームは、0-1で敗れ3位に転落した。2軍落ちが避けられない状況となったが、巨人OBでヤクルト、西武で監督を務めた広岡達朗氏(94)は「立石が阪神の将来を背負う逸材であることには変わりない。這い上がればいい」と応援エールを送った。

 西武バッテリーの対角線の配球に戸惑う

 これがプロの壁なのだろう。
 1点を追う9回二死一塁で「7番・三塁」でスタメン出場していた立石に打順が巡ってきた。マウンドには160キロを連発していた西武の勝ちパターンの一角を任されている甲斐野。立石は、1-0からスライダーにスイングをかけて空振りした。続く159キロの外角高めのストレートは見送って追い込まれ、高寺がスタートを切った4球目のフォークはファウルにするものも、フォークを続けられバットは空を切った。一塁ベンチ前で整列しファンに挨拶した後には下を向き涙を浮かべた。
 屈辱の4打席連続三振。0-1敗戦で西武の交流戦初優勝を阻止することはできなかった。
 1点を追う7回の打席は一死一、三塁の同点機だった。だが、2番手のウィンゲンターに2球で追い込まれ最後はアウトローに投じられた156キロのストレートに手が出なかった。しばらくバッターボックスから動けず涙ぐみ、ベンチへ戻るとタオルで顔を覆った。これで6月10日のソフトバンク戦の第2打席で二塁打を放って以来、4試合、16打席ノーヒット。その間、10三振を喫している。打率は.202まで下がった。
 もともとバッターボックスから離れて立ち、クロススタンスで左足の踏み込みが甘いため、得意ではないインコースの見極めと、バットが届きにくい外角での揺さぶりに課題が出てくるとされていた。またファーストストライクからどんどんスイングをかけていく積極打法を逆手に取られることも危惧されていた。
 この日も2回一死一塁では武内に初球にインコースのストレートでファウルを取られ、最も遠いアウトローにツーシームを続けて落とされ三球三振。5回も同じくインコースを厳しくストレートで攻められてから最後はツーシームを外角低めのボールゾーンに落とされる同じパターンで空振りの三振。また7回の好機も2球目にインハイをストレートで攻められ空振りしていた。立石は、その配球を理解しているのだろうが、インコースのストレートを仕留めにいくのか、それとも変化球の揺さぶりに的を絞るのかが、中途半端で、後手を踏むという負のスパイラルに陥ってしまっていた。
 2軍降格はもう避けられない状況だろう。
 スポーツ各紙の報道によると、藤川監督は「(立石が)涙が流していたか僕にはわかりません」とした上で「ある意味強すぎる刺激なのか、耐えうる乗り越えられる刺激なのかが成長においては重要。タイガースの中でしっかり活躍できる選手になっていく。心も強く、体も強く」と檄を飛ばした。
 辛口で知られる球界大御所の広岡氏も立石の将来性を買っている一人。珍しく暖かい応援エールを送った。

 

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