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チェコ戦に先発した千葉ロッテの佐々木朗希は3回3分の2を投げて1失点8奪三振の好投で勝利投手になった(写真・AP/アフロ)
チェコ戦に先発した千葉ロッテの佐々木朗希は3回3分の2を投げて1失点8奪三振の好投で勝利投手になった(写真・AP/アフロ)

WBC初勝利の佐々木朗希がお立ち台で明日の豪州戦先発をフライング発表?!「明日は(オリックスの山本)由伸さんが素晴らしい投球を見せてくれると思います」

 WBCプールBの1次ラウンド第3戦の日本対チェコ共和国が11日、東京ドームで行われ、侍ジャパンが10ー2で快勝した。3連勝で1次ラウンド突破へ王手をかけたが、豪州が中国にコールド勝ちしたため準々決勝進出は確定しなかった。先発は千葉ロッテの佐々木朗希(21)。1回に阪神の中野拓夢(23)のタイムリーエラーで先に1点を失ったが、3回にレッドソックスの吉田正尚(29)のタイムリーで逆転すると、その後、エンゼルスの大谷翔平(28)のタイムリー二塁打などで得点を重ねた。ヒーローインタビューに指名されたのは、3回3分の2を投げ2安打8奪三振1失点の好投で勝利投手となった佐々木。マックス164キロのストレートとフォークでチェコ打線を圧倒した。

 お立ち台での主な一問一答。

 

4万人を超える東京ドームの大声援を背に佐々木がお立ち台へ向かう。
ーーこの大歓声を聞いて?
「この満員のドームの中で今日投げることができてうれしいです」
ーーWBCデビュー。どんなマウンドに?
「イニング途中で代わったり、球数(66球)もかさんでしまったんですが、どうにか最少失点で投げることができてよかったと思います」
ーー160キロ(最速は164キロ)を超えるボールを連発し、8つの三振を奪った。
「ファオボールだったり…多かったんですが、フォークボールをしっかり有効的に使うことができたかなあと思います」
ーーーチェコ打線はどうだった?
「真っ直ぐも簡単に打たれましたし、凄い打線だったなと思います」
ーーどんな思いでマウンドに?
「色々ありましたけど、今日自分のできることをしっかりやって、今日このマウンドに立てたことにとても感謝しました」
ーー大谷翔平やダルビッシュの投球は刺激や力になったか?
「初戦、2戦目と大差で勝って、いい流れでバトンを渡してもらったのでその流れにのって投げることができたかなと思います」
ーー今日は、地元の陸前高田でもパブリックビューイングが行われていた。地元へ伝えたい思いは?
「そうですね。たくさんの応援、ほんとに力になりますし、これからもまだまだ試合があるので引き続き応援をよろしくお願いいたします」
ーー明日へ向けて。
「明日は、(山本)由伸さんが素晴らしいピッチングしてくれると思うので明日も応援よろしくお願いします」
 この時点でまだ明日12日の豪州戦の先発は発表されていなかったが、オリックスの山本由伸の先発を“フライング発表”。東京ドームのファンからは、どよめきに似た歓声が起きた。9日にも大谷がお立ち台で翌日の韓国戦の先発がダルビッシュ有であることを発表していたが、佐々木も、それにならってファンにサプライズで伝えたのかもしれない。

 

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