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浦和レッズが名古屋グランパスが発表した対応の批判に対して反論した(写真は資料:西村尚己/アフロスポーツ※違反行為をした際のものではありません)
浦和レッズが名古屋グランパスが発表した対応の批判に対して反論した(写真は資料:西村尚己/アフロスポーツ※違反行為をした際のものではありません)

「信頼関係を失墜させる行為」…なぜ名古屋は浦和”暴走サポーター”の違反行為だけでなくレッズの対応を糾弾したのか?

 ただ、アウェイへも数多くのファン・サポーターが駆けつける浦和戦へ向けては、Sスタンド2階の全席がアウェイ指定席として発売されていた。こうした状況を受けて、浦和側も4月1日、5日、試合当日の9日と3度にわたって公式HPで変更の詳細を告知した。
 この過程で名古屋が指摘した「事実と異なる発信」があった。
 たとえば浦和は5日の時点で、名古屋が指定する振替券WEB取得専用サイト上で、1階アウェイ指定席が「予定枚数終了」と表示されている点を指摘。そのうえで「事前に2階アウェイ指定席チケットをご購入されたみなさまが、1階アウェイ指定席でご観戦いただけますよう、引き続き名古屋グランパス様と調整を行ってまいります」と報告した。
 これに対して名古屋は次のように指摘している。
「アウェイ応援席の座席位置について、チケット発売前には名古屋グランパスと浦和レッズ両クラブ間で確認を終え、その後に試合開催まで追加の協議を行った事実はないにもかかわらず、2階から1階への座席位置変更の協議を継続しているかのような発信」
 浦和は名古屋戦当日の「試合情報」で、名古屋が再変更を発表する前にアウェイ指定席チケットを購入したファン・サポーターへ「試合当日、アウェイ指定席入場入口付近にクラブスタッフもおりますので、お声がけください」と呼びかけてもいる。
 これに対しても、名古屋はこう記している。
「チケット振替の対応について、当初から振替に必要な座席数を確保し、試合当日のスタジアムでは名古屋グランパスが対応することを両クラブで確認を終えていたにもかかわらず、浦和レッズのスタッフが振替対応を行うと誤認させるような発信」
 シーズン途中でアウェイ指定席を変更した時点で、名古屋は「イベント主催者判断で観戦ルールが定められるものと理解していました」と認識の甘さを謝罪している。浦和戦から一夜明けて急きょ更新された公式HPでも、Sスタンドの運用変更を「当クラブの瑕疵」とあらためて認め、そのうえで浦和サポーターだけでなく浦和の対応を糾弾している。
「試合時に発生した違反行為は、運用変更における当クラブの瑕疵とは独立した試合運営規則の違反行為であり、多数のご来場者ならびに運営スタッフの安全・安心を脅かす行為で決して許されものではありません。(中略)これらの(浦和による)発信および今回の浦和サポーターによる違反行為は、クラブ間の信頼関係を失墜する行為として大変遺憾に思っております」

 

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