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木村“フィリップ”ミノル(左)にボコられた元ボクシングの東洋&日本王者の“ほっそん”こと細川貴之(ユーチューブ「たかゴリch」から引用)
木村“フィリップ”ミノル(左)にボコられた元ボクシングの東洋&日本王者の“ほっそん”こと細川貴之(ユーチューブ「たかゴリch」から引用)

「普通じゃないくらい力が強かった。許されない反則やろ」ドーピング違反判明の木村“フィリップ”ミノルに“公開リンチ”でボコられた元東洋&日本王者ボクサーが激怒

 スパーが再開するとまたキックを足に集中された。さすがにパンチは一発ももらわず、左のストレートで反撃もしたが、再度、組み付かれてのフロントチョーク。たまらず細川はマットを叩いてタップ。大の字になった細川を木村は上からビンタして「(これで)終わり?終わり?」と罵声を浴びせた。
「こういうこと。これがアンサー」と実力差をアピールし、「お客さんが来るのでもう引き取ってもらっていいですか?」とジムから細川を追い出した。
 これは打ち合わせ無しの完全ガチだ。
 細川は、昨年からユーチューバー格闘家の朝倉未来がプロデュースしている1分間の人気格闘技イベント「ブレイキングダウン」に参戦しているため、キックにも対応できたが、さすがにドーピングで、ムキムキになった“反則パワー”で組まれてフロントチョークで絞めあげられては為す術もなかった。
「ボクシングルールでスパーという事前の話だったのに、キックはするわ、組み付いてくるわ、と無茶苦茶してきたので、正直びっくりした。キックは強くなかったし、チョークも全然、決まってはいなかった。あのままやっていても落ちなかったけれど、めちゃくちゃ力が強いし、ボクシンググローブもあって首が抜けなかったのでタップした。次こそボクシングルールでスパーをしましょうと話を進めたけれど、その後、彼はボクシングに転向することもなく、なしのつぶてで恥をかかされただけで終わった」
 細川は約11か月前の悲劇を思い出して怒りを隠さなかった。
 細川は、先月26日の「ブレイキングダウン9」で、元K-1戦士のTATSUJIと対戦。判定で勝ったものの、TATSUJIのクリンチに苦しめられ「塩試合」「泥試合」との批判がSNS上で飛び交う内容で評価を下げた。
 元プロボクサーが話題優先の格闘イベントに参戦することへの賛否はあるが、細川にも、ボクシングの世界で、地域タイトルの3冠を制覇し、世界ランク3位まで上り詰めたというプライドがある。
 “ドーピング野郎”にボコられたままでは終われない。
「半年の出場停止処分で不正薬物って完全に抜けるんですかね?今度は薬のないクリーンな身体の木村とボクシングルールで対戦したいし、やる義務があるでしょう。フェアに戦えば負ける相手とちゃいますよ。スパーでも試合でもええですよ」
 細川はリベンジに燃えている。
 しかし、過去に木村に煮え湯を飲まされた格闘家から次々と再戦要求の声が上がっており、細川のリベンジ要求が通るかどうかはわからない。出場禁止のペナルティが解除された木村が誰と再起戦を戦うかに注目が集まっている。

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