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  • 井上尚弥、拓真、対戦相手のトレーナーら“仲間たち”が開頭手術を受けて意識の戻らぬ穴口一輝の回復を願い“エール”…過去には“浪速のロッキー”赤井英和氏が社会復帰した例も
日本バンタム級タイトルマッチで王者の堤聖也(右)に挑み激闘を演じた穴口一輝(左)が試合後に意識不明の重体となった(写真・山口裕朗)
日本バンタム級タイトルマッチで王者の堤聖也(右)に挑み激闘を演じた穴口一輝(左)が試合後に意識不明の重体となった(写真・山口裕朗)

井上尚弥、拓真、対戦相手のトレーナーら“仲間たち”が開頭手術を受けて意識の戻らぬ穴口一輝の回復を願い“エール”…過去には“浪速のロッキー”赤井英和氏が社会復帰した例も

 JBCの安河内剛事務局長は、「穴口選手はダウンを奪われた以外のラウンドは勝っていた。ラウンド間に異常は認められなかったし、10回もこのラウンドを取ってやるぞという気持ちで戦っていた。終了間際のダウンがなければ、穴口選手が勝っていた。(4度の)ダウンした後も、、すぐに盛り返していたので止めるタイミングは難しかった」と説明した。
 ボクシング仲間からは回復を願うエールが相次いでいる。
 メインで4団体統一の偉業を成し遂げた井上は公式Xに「穴口選手の回復を心よりお祈り申し上げます」と投稿した。
 まだ試合後の手術が伝えられていなかった一夜明け会見では、この試合について「アップをしながら(控室の)モニターで見ていた。すごい熱戦。自分のセミファイナルで、あれだけ熱い試合をされたら、やっぱり自分もそれ以上の試合をしなきゃという気持ちにもなった。両選手に本当に拍手を送りたい」と語り、感動を受けてタパレス戦のリングに上がっていたことを明かしていた。
 また弟でWBA世界バンタム級王者の井上拓真も公式Xに「命懸けのスポーツはいつも危険と隣り合わせ。 穴口選手の回復を心よりお祈り申し上げます」と投稿。WBOアジアパシフィックスーパーライト級王者の井上浩樹も公式Xで「穴口選手の回復を本当に本当に願っています」との願いを寄せていた。
 モンスタートーナメントの発案者で、今回の興行のプロモーターでもある大橋秀行会長は、すぐに病院に見舞いに訪れた。面会はできなかったが、「心から回復を願うばかりです」と、沈痛な表情で回復を願った。
 また対戦相手の堤の所属ジムである角海老宝石ジムも公式Xに「選手スタッフ一同、穴口選手の一刻も早い回復をお祈りいたします」とポスト。
 堤の担当トレーナーである石原雄大氏も、公式Xに「堤も自分も試合後からずっと穴口選手の回復を願っております。一日も早い回復を心よりお祈り申し上げます」との思いを伝えた。
 またアマチュア時代から合宿などで親交のある高校8冠で今年のアジア大会日本代表の荒本一成も、公式Xを通じて「一輝、頑張れ。 俺らこんなもんじゃないやろ。 頼むぞ。信じてるぞ」とエールを送った。

 

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