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韓国に敗れたU23日本代表。後半に松木玖生が投入されたが流れを変えることはできなかった(資料写真:REX/アフロ)
韓国に敗れたU23日本代表。後半に松木玖生が投入されたが流れを変えることはできなかった(資料写真:REX/アフロ)

パリ五輪出場ピンチ!U23日本代表が「集中力が途切れた隙に」0-1で韓国に敗れて決勝T初戦相手は開催国の強敵カタール

 グループB最終戦の結果、準々決勝で韓国はグループAを2位で通過したインドネシアと、日本は2勝1分けの無敗で通過した開催国カタールとそれぞれ対戦する。
 初戦で退場者2人を出した末に0-2でカタールに敗れながらも、オーストラリアに1-0、ヨルダンには4-1と連勝。決勝トーナメント進出を決めたインドネシアは、かつて韓国代表を率いたシン・テヨン監督(53)のもとで急成長を遂げている。不気味な存在ではあるが、それでも対戦を避けたかった相手は開催国カタールとなるだろう。
 2022年11月から12月にかけて開催された中東初のW杯へ向けて、カタールは代表チームの積極的な強化を続けてきた。A代表は2019年、そしてまだ記憶に新しい今年とアジアカップを連覇しているが、先行投資の成果はそれだけにとどまらない。
 カタール紙の『Al Raya Newspaper』は同国サッカー協会の事務総長で、今大会のディレクターも務めるマンスール・アル・アンサリ氏のコメントを紹介。ポルトガル人のイリディオ・ヴェール監督(66)のもとで、ベスト8進出を果たした1992年のバルセロナ五輪以来、3度目の出場を目指す同国U-23代表の立ち位置をこう伝えている。
「W杯に代表される大規模なイベントを開催するなど、世界のスポーツの中心地としての地位を維持してきたカタールの遺産が継続されている」
 今大会にはMFモスタファ・タレク(23、アル・サッド)やMFジャッセム・ガベル(22、アル・アラビ)、MFマフディ・サレム(20、アル・シャマル)、FWアフメド・アル・ラウィ(19、アル・ラーヤン)とA代表を経験している選手が招集されている。
 特にガベルは、4戦全勝で北中米W杯アジア最終予選進出を決めているA代表の中盤に定着。さらに184cmの長身を誇るラウィは、3月21日のクウェートとの2次予選第3戦で途中出場からゴールをゲット。ともにA代表の経験を今大会に還元している。
 現地時間21日に最終戦を行ったグループAは、日本よりも1日多い中3日で準々決勝を迎える。さらにヴェール監督は、連勝で迎えたオーストラリアとの最終戦で完全ターンオーバーを実施。注文通りのスコアレスドローで終えた一戦で、中盤の要となるタレクとガベルは最後まで温存され、中5日と休養十分の状態で日本戦に臨んでくる。
 一方でオーストラリア戦ではリザーブが8人と通常よりも4人も少ない陣容で臨んでいる。インドネシアとの初戦でゴールを決めたラウィは、その後の2試合でベンチにすら入っていない。ヴェール監督は詳細を語っていないが、ラウィを含めてコンディションを崩しているとすれば、回復へ向けた時間を取っているとも考えられる。

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