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"警察官ボクサー"の杉田ダイスケ氏が死去した(写真は今年3月17日の最後となったノンタイトル戦/山口裕朗)
"警察官ボクサー"の杉田ダイスケ氏が死去した(写真は今年3月17日の最後となったノンタイトル戦/山口裕朗)

「なぜなんだ!」”警察官プロボクサー”の杉田ダイスケ氏が死去…三男に「辰吉」と名前を付けるほどの”辰吉信者”で8月9日に大阪で寿以輝との試合が決まっていたのに…衝撃広がる

 現役の警察官で日本スーパーバンタム級11位の現役ボクサーだった杉田ダイスケ氏(本名・大祐、金子ジム)が死去したことが1日、明らかになった。37歳だった。警視庁町田署が発表、複数のボクシング関係者が名前を明らかにした。拳銃による自殺と見られるが、三男の名前に「辰吉」と付けるほど元WBC世界バンタム級王者、辰吉丈一郎(56)を尊敬しており8月9日に大阪で次男の寿以輝(29、大阪帝拳)との対戦が内定していた。それだけにボクシング関係者の間では「なぜなんだ?」「ショック」と悲しみの声が広がっている。

 前日までXに投稿

 ショッキングなニュースにボクシング界が悲しみに包まれた。TBSニュースやテレ朝ニュースが伝えた町田署の発表によると、5月30日に家族が、町田市にある町田警察署の高ヶ坂駐在所で巡査長の杉田氏が頭から血を流して倒れているのを発見し「拳銃で頭を撃った」と110番通報。意識不明のまま病院に搬送され、1日未明に亡くなった。杉田氏は制服姿で、近くに使用した形跡のある拳銃があり、拳銃での自殺を図ったものと見られる。駐在所の裏が自宅だった。
 杉田氏は、警察官ボクサーとして知られ、今年3月17日に柿元蓮(ワタナベ)に2-0判定勝利し、3連勝で最新ランキングで日本スーパーバンタム級11位に入っていた。
 拳銃で自殺したと見られる前日の29日まで普通にXを更新。
 総合格闘技イベント「UFCファイトナイト」に出場した鶴屋怜が減量をクリアした投稿に「鶴屋選手ファイトです!」とリプライし、エールを送っていた。
 実は次戦が決まっていた。8月9日に大阪での辰吉寿以輝とのスーパーバンタム級でのノンタイトル戦だ。
 杉田氏は大の辰吉ファンとして知られる。ファンというより、心から敬愛している”辰吉信者”。次男に丈一郎の「丈」、そして4月25日に3歳の誕生日を迎えた三男には「辰吉」と名前を付けているほど。
 3月26日には、Xにシャドーボクシングの動画と共に「あくまで個人的にですが、辰吉寿以輝選手と戦いたいです。尊敬する辰吉丈一郎さんのご子息ですし、日本ランカー同士のカードとしても盛り上がるはず。 残り少ない現役生活の中で、自分にとって意味のある試合になると思います。 我が子に『辰吉』と名付けるほど辰吉さんは尊敬している方です」と投稿していた。
 その待望のカードが実現した運命に心を躍らせていた気持ちはXの投稿ににじみ出ていた。まだ正式発表はされていなかったため、名前は出さなかったが、5月14日に「燃える試合が決まりました。 37歳の自分にチャンスをくださったことに感謝しています。 対戦相手陣営の皆様、そして送り出してくれるジムのスタッフの皆様ありがとうございます。勝負します」と投稿していた。
 前日の5月29日にもジムワークを行っていたという。
 金子ジムから連絡を受けた辰吉寿以輝陣営の関係者も、杉田氏の悲報に「なぜなんだ?と信じられない気持ちです。寿以輝にはまだ伝えることができていませんがショックでしょう。コメントはできないです。心からご冥福をお祈り申し上げます」と言葉を失っていた。

 

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