なぜ佐々木朗希はエ軍3番が「最高の投球をされた」と称賛の7回8奪三振無四球をやってのけたのか?「これは誤植ではない」異例報道…捕手ラッシングは4つの球種「すべてで攻めていた」
敵将のカート・スズキ監督は、こう舌を巻いた。
「厳しかったね。1巡目では何人かの選手が彼のスライダーやスプリットが逃げるようにして動いていたと話していた。それが2巡目に入ると、右打者に対して内に動くようになっていた。それが意図的だったのかは分からないけど、結果的には、ストライクゾーンの中で“いい意味で荒れていた”。打者が的を絞れない状態になっていたと思う。とにかく今日は打ちにくかったよ。いい投球をしていたし、こちらのタイミングをずっと外されていた」
この試合まで7試合に先発して1勝3敗と勝ち星も伸びず、防御率も5.88と低迷していた。米メディアには、マイナー落ち、昨季の終盤からポストシーズンにかけて存在感を示したストッパーへの再転向などを繰り返し話題にされていた。
その佐々木がついに先発として覚醒できた理由は何なのか。
ロバーツ監督は「メンタルの変化」に注目した。
「ロウキはかなり心を開くようになった。自信が表れているし、配球や球種に対する快適さも見えている。メジャーへの適応には学習過程が必要だったと思う。時には失敗を経験することで、人はより柔軟になる。ロウキについては“様子を見る”プロセスを取ってきた。そして今年は関係性がずっと良くなっている」
コーチ陣とのコミュニケーションが密になり、意見を聞き入れるような柔軟さを身につけたことが覚醒の理由だという。
イニング間にはラッシングと話をするシーンも多く見られ、その“女房”は、「彼にとっては自信が大事なんだ。自分の球を信じて、その良さを理解すること。実行力は自信から来るものだと思うし、今日はとても自信に満ちていた」と証言した。
そしてこう付け加えた。
「まださらに良くなる余地がある。これが限界じゃない。今見せたのは現時点での最高だけど、彼にはまだもっと引き出しがあると思うし、これからも成長を促していく」
次回登板への期待が高まる。

