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ブラジル代表に選ばれたネイマールだが最大離脱3週間の怪我を負っていたことが判明した(写真・AP/アフロ)
ブラジル代表に選ばれたネイマールだが最大離脱3週間の怪我を負っていたことが判明した(写真・AP/アフロ)

W杯初戦出場ピンチ?ブラジル代表ネイマールが怪我でチームを最大3週間離脱へ…サプライズ選出前に偽りの診断書が提出されていた可能性も浮上して大問題に

 この試合で左膝に大怪我を負い、涙を流しながら担架で退場したネイマールは前十字靱帯断裂と半月板損傷と診断されて手術を受けた。約1年間に及ぶ長期離脱を余儀なくされたネイマールは、昨年1月にアル・ヒラル(サウジアラビア)との契約を双方合意の下で解除。プロのキャリアをスタートさせた古巣サントスで、代表復帰と出場すれば4大会連続となるW杯北中米大会を最大の目標にすえてきた。
 昨年5月に就任したイタリア出身のアンチェロッティ監督は、一度も招集しなかったネイマールを北中米大会へ向けた55人の予備登録リストに加え、18日(同19日)の代表メンバー26人の発表へ向けて状態を見極めてきた。
 しかし、前日の17日(同18日)になって状況が一変した。
 クリチーバ戦に先発していたネイマールが、右ふくらはぎを痛めて途中交代。CBFはサントス側から診断書を取り寄せ、診断内容を確認した指揮官がネイマールをサプライズ招集した。プレミアリーグで15ゴールをあげた24歳のFWジョアン・ペドロ(チェルシー)の落選とともに、国内外で物議を醸す人選となった。
 そしてネイマールの負傷離脱とともに、診断書の内容が問題視されている。
 27日にグランジャ・コマリー入りしたネイマールはトレーニングに参加せず、CBFが主導する形で前出の精密検査を受けた結果、グレード2の肉離れが確認された。仏メディアの『RMC Sport』は「サントスが提出した診断書の内容は事実ではなかった」として、CBFがサントスに不信感を募らせていると報じた。
「サントスは代表選出時にネイマールに怪我はなく、グランジャ・コマリーでのトレーニング参加を妨げるものは何もないと断固として主張している。CBFは表立って不満は示していないものの、舞台裏ではサントスの主張に非常に苛立っている。ブラジル発の報道では、クリニックで精密検査を受けたネイマールはメディアの好奇の視線を避けるために移動するバンの中で横たわり、その姿からは明らかにショックが浮き彫りになっていたという。大会規定では招集した選手に負傷や病気などが正式に認められた場合、グループステージ初戦がキックオフされる24時間前までに入れ替えられる。CBFは現時点で否定しているものの、モロッコ戦前日まではすべてのブラジル国民が固唾を呑んで、ネイマールの回復具合を含めた動向を見守っていくはずだ」
 ラスマール氏がブリーフィングで「残念ながら浮腫ではなかった」と明言したのは、サントスが提出した診断書に浮腫の類が記されていたからだろう。そしてネイマール自身も代表合流前に右ふくらはぎの状態を問われると、決まって「何の問題もないよ」と繰り返してきた。今となっては強がりだったようだ。
 ネイマールのサプライズ復帰にはSNS上で「スポンサーを繋ぎ止めたいCBFが、アンチェロッティ監督に強要した」などのネガティブな意見も飛び交った。史上最多の5度目の優勝を果たした2002年日韓共催大会以来、6大会ぶりの頂点を目指すサッカー王国は良い意味でも悪い意味でも、34歳のスーパースターに振り回されていく。

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